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歩調

 巡り会えたのは偶然のつもりだったのかもしれないけど、今になってはとても大事なことだったと気づきました。

 貴方が求めるものと私が求めているものが違ったとしても、その差を受け入れることが愛だと教えてくれたのは貴方です。

 埋め合うように、愛し合うのです。

 奪い合うように、じっくりと。

 その視線を、その言葉を、ゆっくり噛み砕いて、ゆっくり飲み込んで。

 どんな風に貴方を愛してみても、いきつく先は同じなのかもしれない。

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