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心理戦

 手のひらに滲む汗は、きっと君のせいなの。

 いつも通りでじゅうぶんなのに、そんなふうに優しくしてくれるから。

 本当にどうしようもないくらい好きなのに、いざ君の前に立つとなにもできない。

 だからって優しい言葉をかけてくれるのは、卑怯だ。

 私は君の横顔に夢中になって、それ以外の何もかもが空気になってしまうから。

 本当に大事なことは、いつだって中途半端に終わってしまう。

 だから鼓動が落ち着くまでは、傍にいてください。

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