第一七話 クリムゾンドラゴン編開始じゃ!
ダンジョンから帰って来たら王女の元に来るようにと伝言があり行ってみた。すると、
「ドラゴンが現れた」
一言。それだけを言った。
「は?ドラゴンならダンジョンでも出ましたが……」
「ダンジョンに出てくるのは所詮30年も生きてないひよっこじゃ……今現れたのは推測で200年位のドラゴンじゃ。名はクリムゾンドラゴン、高高度からの奇襲が得意なドラゴンで、ブレスは弱いが一度捕まったら最後。空高くから落とされるかそのまま胃袋の中じゃな」
……何か物騒なドラゴンだな。
「クリムゾンドラゴンは現在ラツアに向かい進行中。長く生きているドラゴンの中でも比較的弱い分類に属するが、それでもドラゴン。一度姿が見えれば混乱は避けられない……はず」
おいおい、確かに混乱どころか返り討ちにしそうだがそれはあまりにも可哀想だろ。
「よって只今よりシナプスによるクリムゾンドラゴンの討伐を行う!」
「Jud.」
「って言うことがあった。」
「クリムゾンドラゴンですか……また厄介なのが来ましたね」
あの後自分の部屋に戻り、箒に報告した。クリムゾンドラゴンは意外に有名らしい。一般的にドラゴンの名前はその体の色からとっているらしく、過去にはレインボードラゴンや、ゼブラドラゴン、スケルトンドラゴンがいたそうだ。
……スケルトンって何だよ。スケルトンって。内蔵しか見えないとかか?……うぇ、キモ。
「……となると、恐らくスナプスでの出撃になるかと」
「ぶっちゃけ俺一人で十分な気がするんですけと」
「…………」
ジトーと見てくる箒。……何か気まずい。
「……ハァ、貴方ですからしょうがないですね」
何か変に納得された。
「まぁ、貴方と滅龍士がいればまず大丈夫でしょう」
「あれ?滅龍士っていたっけ?」
「えぇ、彼女の名は竹馬園夏見、主に黒魔術を得意とし、砲撃が得意で、やることがかなりえげつないです。二つ名は『腹黒魔術士』です。ただし、本人の前でこの二つ名を言ってしまうと……いえ、何でも有りません。」
なんか凄いのが出てきたな。それと、本人の前で二つ名を言ったらどうなるかめっちゃ知りたいんですけど。
「また彼女の双子の姉の竹馬園なのはは、二つ名は『移動砲台』『ラツアの白い悪魔』『冥王NANOHA』等があり、彼女の一撃を食らうとほぼ確実にトラウマになります。」
……ちょっと待て、これは良いのか?名前の感じ的に中の人が同じじゃないか。しかも……いや、もういいや。
「それじゃあその二人を呼んでくれ」
「了解」
また更新が遅れてしまった……orz
そして今回はまた新たに出てきましたね。
引っかからないかがめっちゃ怖い……




