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第十三話 初めてのダンジョン編1

 今俺たちはダンジョンの前に集合してます。

 メンバーは、俺、箒さん、ディエチ、アイシアの四人。

 ディエチはリリなのに出てきたディエチ、アイシアは金髪の長身。胸が残念なやつ。

 因みに獲物はディエチはイノーメスカノン、アイシアはマクミリアンTAC50。

 ……こんな技術があるならまずは町をちゃんと整備しろよ……


「みんな揃ったな」


「ではこれよりダンジョンに入る。目標はこの人数でいける40階までだ」


「わかった」


「りょ、了解です!」


「んじゃ行くか」


 ついにダンジョンに入るのか……

 前までだとポケットなモンスターのダンジョンしかやった事がないからどんなのか楽しみだ。

 それにしても暗くないか?


「なぁ、いつもこんなに暗いのか?」


「そうだよ」


 答えたのはディエチ。向こうでは戦闘機人とかだったから見えるかもしれないけどこっちではどうなんだろう?


「今あまり見えてないのってまさか俺だけって事は無いよな?」


「「「……」」」


 あれ?まさか俺だけだったりする?


「「「(コクン)」」」


 ……おかしいな……声に出してなかったはずなのに……


「まぁ気配とかで何とかなるでしょ」


「そんなんで何とかなるんだ……」


「まぁ、京なら確かにやりかねんな」


「だ、大丈夫なんですか?」


 上からディエチ、箒さん、アイシア


 箒さん、ちょっと酷くないかな?さすがに泣いちゃいそうになるよ?

 なんて感じに歩いていると前から気配が感じられた。


「ん?何だろう……おそらく3体ぐらいはいそうだよ?」


「こっちも目視できた」


「私はまだ見えません」


「わ、私もまだ……」


 敵を認識できたのは俺とディエチだけのようだ。

 十分ディエチもおかしいと思うんだが……


「……何か馬鹿にされた気がする」


 えー……何でばれるのかな……ってか俺よりおかしいだろ……


「私も目視できた」


「わ、私もです」


「よし、それじゃやりますか!」


 今回の俺の得物はライトセイバーのみ。更に言うと全身に負荷をかけている状態だ。

 これは、今回は俺の近距離戦の練習も兼ねているからだ。


「あれは何て言うやつだ?」


「あれは……キャタピーですね」


 キャタピーと聞いてポケットなモンスターの方を思い浮かべたやつ、確かに姿はあのキャタピーだ。姿だけは……


「……あれでか過ぎ無いか?」


 そう、目の前には全長3メートルはあるキャタピーがいるのだ。

 ……軽くホラーだぞ……


「…まずは牽制」


「が、頑張ります!」


 ディエチはイノーメスカノン、アイシアはマクミリアンTAC50をそれぞれ構え魔力を収束し始める。


「チャージ完了まで5…4…3…2…1…シュート!」


 イノーメスカノンから2つの砲撃がキャタピーに直撃。キャタピーはそのまま倒れた。

 今の攻撃でこっちに気づいたキャタピーだが次の瞬間、体が爆ぜた。

 ……爆ぜた?


「って何で爆ぜたんだよ!?」


「す、すみません!ディエチさんが撃ったときに私も時限式の爆弾を撃ち込みました!」


 なんと、この大人しそうなアイシアがこんなえげつない事をするとは……


「いや、怒ってないから……」


「うぅ……」


 やべ、涙目でこっち見上げるのは反則だろ……


「あーオッホン」


「…アイシアを襲っちゃ駄目だよ」


「ちょ!?何でそうなるんだよ!?」


「わ、私は京さんが良ければ何時でも……ポッ」


 ポッじゃないよ!?ってか今からこんなんじゃこの先が不安すぎるよ!?





 現在 地下一階

成績があまりに悪く塾の夏期講習まで入れられてしまった……orz


夏休みらしい夏休みが過ごせないとか……


ハァ……


全くどうかしてるぜ……

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