第十二話 そうだ、ダンジョンに行こう
……眠い
昨日の事が堪えてるのかな?
それにしても布団のなかに何か温かい物体があるんだが……変にプニプにしてるし……まぁいいか……もうちょい寝「……ん」……今変な音が聞こえなかったか?……まぁ気のせいだ。そうに違いない。俺はもうちょい寝「う……ん」……
バサッ
「……何やってんですか箒さん……」
不安になって布団を剥いで見たらなんと下着姿の箒さんが俺に抱きついて寝ていた。
……いったいどんなエロゲーだよ……
「ん……あぁ京か」
「ん……あぁ京か、じゃ無いですよ!何やってんですか!」
「ん?何って一緒に寝てる」
「そうじゃなくて、何で下着!?」
「暑かったからだ」
普通暑かったからって下着姿で布団に潜り込むか!?
……あれ?昨日はあんなに恥ずかしがっていたのに今日は何で普通なんだ?
何となく眠そうな気がする。
「箒さん?もしかしてまだ眠いですか?」
「……zzz」
早!?しかも下着姿だからその……た、谷間に目が行ってしまって……ってアカン、アカン。何か下半身に血が溜まって……静まれ……俺の下半身よ、静まりたまえ!!
ギュ
「ん……」
だぁー!何で抱きついてきてんですか!それにむ、胸がお、俺の腕に当たってプニプニ……アカン鼻血が……
それから一時間。俺は何とか理性を保てた。……頑張ったな、俺……
「そ、その……す、すまなかった///」
「だ、大丈夫です!」
箒さんも正気になって良かった。
「それにしても何で俺の布団に入ってきたんですか?」
「そ、それはだな……」
「それは?」
「こ、怖かったのだ……」
な、何だこの可愛い生き物は……モジモジしている箒さん……アカン。また鼻血が……
「それに……昨日はお酒が入っていたから……」
おk。これからはなるべく箒さんにお酒を飲ませては駄目だな。
「そ、そう言えば今何時なのだ?」
明らかに話題を逸らしてきたな。まぁこれ以上は聞くことも無いし。
「今は8時だな」
「そうか……な、ならば今日はダンジョンに行かないか?」
「ダンジョン?」
「そうだ。ダンジョンは毎回入るごとに形が変わるのだ。その階の何処かにボスと呼ばれるモンスターがいて、レベルはEからEXまでいるらしい。下層になるほど出てくるモンスターは強くなりボスも強くなる。今まで確認されたボスはAのアイギスと呼ばれるモンスターだ」
「人数制限とかは?」
「ソロでも大丈夫だがその場合10階で強制的に返される。最下層の方まで行きたければ最低10人は必要だな」
へー。そんなのもあるんだ。まぁ最下層まで行く気はないし今日は4人位連れて行こうかな。
「じゃあ、今日は4人で行くから。箒さんは準備しといて」
「他のメンバーは?」
俺と箒さんは近接だしなぁ、まぁ俺は遠距離もできるけどあまりしたくないし……
「そうだな……ディエチとアイシアでいいと思う」
「それでは10時に集合ということで」
「おk、じゃあ飯でも食べるか」
ギリギリで完成……
やっぱり名前考えるのは大変だな……
今回出てきたキャラわかる人は多いですよねw
無論もう一人は名前だけですがw
それにしても成績不振者で呼ばれたのは痛いな……
そのせいで課題が増えるし……
ハァ……欝だ……




