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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

朝上と昼山と夜鷹先生

作者: 和解しよう

企画に参加させていただきます。よろしくお願いします

【朝の話】


アタシは朝上ちゃん!普通の美女J Kです!そして今アタシの前を歩いているのは、、、


「昼ちゃん!」

「朝上、、、朝っぱらから声がデカいんだよ」

「朝だけにー?」

「うるせー」


同じクラスの仲間!昼ちゃんこと昼山ちゃんなのでーす!


「昼ちゃんと部室行きましょー!」

「まだ朝だぞ、、、早く無いか?」

「物事を始めるのに早過ぎるも遅過ぎるもないよ!」

「今度はどのアニメ見たんだお前」

「アイドルマ○ターの、、、」

「もういいもういい!お前語り出すと長ぇんだよ」

「愛多き女ゆえ、、、」

「ほら。教室行くぞ。授業始まる」

「あ!ほんとだ!教えてくれる昼ちゃんやさしいね!」

「廊下で騒ぐなバカ」

「相変わらずツンデレ〜」

「ちっ」

「舌打ち!?」


あーあ!早く昼休みにならないかなー?


【昼の話】


「いやぁ、、、ここまで長かった!」

「授業中寝てるやつが言うかね」

「寝てても退屈な気持ちは感じるもんだぞ!」

「どーせ退屈なら真面目に授業受けろよ」

「ごもっとも!」

「ほら。その鍵貸せ」

「はーい!」

「、、、よしっと。開いたぞ」

「ついたー!音楽室ぅ!」

「ほら、ちゃっちゃと練習するぞ。時間が勿体無い」

「はいよろこんでー♪」



私達は部員が自分ら2人しかいない廃部寸前の軽音部に入っている。私がドラム。朝上がギターだ



「それじゃビートプリーズ!」

「おう!」


朝上の合図でセッションが始まる。なんて事ないエイトビートを叩くんだが、、、こいつがギターを合わせるとたちまちかっけーロックに早変わりするんだ


「ぎゅいーーーん!」

「ちょ、、、待った!何だそのぎゅいんって!気が抜けたわ」

「え?ダメだった?ちょーカッコよくぎゅいーんって鳴ったから」

「ダメだ!かっこ悪い」

「ちぇー、、、」

「それじゃ最初から行くぞ」

「うっす!」


今度は私からの合図で音楽が始まる。今だけは2人の時間。私ら今最高にロックしてる!


「しつれーしまーす」

「!」


音に酔っていたのも束の間、顧問の夜鷹先生が来た


「夜ちゃん!遅かったねー」

「いやー、ちょっと色々あってね」

「何その濁し〜!気になるじゃん」

「朝上さんにはかんけーないよー」

「あー!教えろコラー!」


まったく朝上は先生に対する礼儀を知らんのか、、、


「昼山さん」

「何ですか?先生」

「音楽室の外まで良いロックンロールが聞こえてきましたよー」

「すみません!うるさかったですか?」

「いえいえ、、、とっても良い音でした」

「なら良かったです、、、コイツ加減を知らないんで」

「えー?音量そんな上がってたかな?」

「朝上さんは凄いですね。さっきのも即興なんでしょう」

「うん!昼ちゃんのビート聴いてたら思いついた!」

「天才だな、、、お前やっぱり」

「ですね。でも先生には、、、」

「ほら!夜ちゃんも来たし!演奏再開だよ!」

「分かってるっての!で、先生今何か言いかけましたよね?」

「いえ、気にしないで下さい」

「そうですか」


そうして私と朝上はまたそれぞれの楽器の前へ向かった



【夜の話】


「夜練夜練!あー、放課後待ち遠しかった〜」

「寝てただけだろお前」

「ちゃんと国語の時は起きてたよー」

「ほんとに夜鷹先生のこと好きな。お前」

「うん!優しいし大好き」

「遠回しに私のこと優しくないっつった?」

「言ってないってば!?」


放課後、、、私夜鷹の前を歩く漫才師2人、、、


「お2人さん相変わらず仲良しだね」

「夜ちゃん!」

「いや、、、先生の話してたんですが、、、」

「え!私モテモテじゃないですか!」

「そうなんです!夜ちゃんはモテるんですよー」 

「「わはは!」」

「何だこの人たち、、、てか早く鍵開けてもらって良いですか?」

「おっとごめん!、、、はいどーぞ」

「わー!何億年ぶりの音楽室!」

「さっきぶりな」


この子達ほんと見てて飽きないなぁ


「それじゃ、、、始めるよ!見ててね夜ちゃん!」

「はぁい」


2人の目つきが変わる。そしてその瞬間私の耳に届く心地の良いリズム、、、ハッキリ言って天才的だ


「あれ?どしたの夜ちゃん!」

「あぁ、聞き惚れてしまっていました」

「へへ!夜ちゃん朝上のギター好きだもんね!」

「ええ、、、」

「へへ」

「昼山さん。貴方のドラム。私好きですよ」

「あ、、、ありがとうございます!」


この子は本当に素晴らしいな、、、


「昼ちゃんずるい!夜ちゃん!アタシも褒めてー!」

「はいはい。」

「朝上お前なぁ、、、」

「お気遣い感謝です。昼山さん」



朝昼夜それぞれみんな恋をしていた

ギターとスティックと生徒名簿を抱えながら


三角関係はいつまで続く?

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