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グゼインバルト  作者: 金子ふみよ
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市民

 市民が不安を抱えつつも、平静の生活を営もうとしていられたのは、まさしく騎士団の堅強さだけでなく、王女たる万眼の巫女の稀有さ、あるいは国王・王妃の求心力といったことが上がられようが、何よりもハヤラの民一人一人にまで行き届く思想というか、哲学というか、安寧を享受するための心構えが伝統的に受け継がれてきたからである。

 だから、森が狩猟だけでなく、木材の調達などの重要な土地であったとしても、悪霊の出現が相次げば、進入禁止のお触れに逆らうことはなかったし、洪水や地震があった時避難勧告に従順であった。


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