Case 48-3-1
2021年1月24日 完成
刑法204条並びに177条、成立
STR:0→7
MGI:0→7
DEX:4→5
【TIMESTAMP_ERROR ARRAYINDEX_OUTOFBOUNDS】
「ぐがっ」
唐突に男の首が1080度捻じれた。
そのまま倒れ伏し、辺りに不気味な静寂が満ちた。
そして、影のように暗い気配を視た。
「……八朝……さん?」
その目は赤く、やがてその赤すら潰える。
最早身体の特徴が影のように画一的である。
『そんな……』
「エリスさん、何が……」
鹿室が何かを言いかけて絶句する。
私も画面を覗いて見たら、思わず呟いてしまう。
「化物化……」
意味が分からなかった。
彼は別に8時間潜っても無いし
ましてやこの中で一番弱い。
化物化から一番遠い人物……
(あっ)
それはいつかの三刀坂さんから聞いた言葉。
彼はアルキオネ0……即ち樹氷の使徒であると。
誰よりも化物に近い存在だった。
「あ……ありが……」
は?
「あ、貴方一体何をしてますの!?」
重なった血だまりを見ないように叫ぶ。
三刀坂さんに至っては口を押えている。
『邨カ貊??逅?幕蟋』
彼が何を言っているのか分からない。
「……ごめんね」
続いて柚月さん。
そして七殺さんも『無抵抗』に。
「八朝さん!!」
呼び掛け続ければ正気に戻ってくれるだろう。
……この状態で正気に戻すとは?
僅かな逡巡の間に次は隣から噴水を受ける。
「あ……ぁ……」
『に、逃げて!
もう、ふうちゃんじゃない……これは……!』
端末の砕け散る音がした。
正気に戻った私は、弾かれるように出口を求めた。
「貴様……!」
「逃げてくださいまし!!」
「そう言って今回……も……?」
職員たちが何か異質なものを見たのだろう。
それが一体何なのか気付く前に、果肉を潰す音しか残せなかったらしい。
『蠢懷?ア繧』
『荳肴ュ」縺ェ繧『辟。諢溷虚』縺ョ譟ア縺ョ荳九↓』
『蜈ィ縺ヲ縺ョ鬥悶r謐ァ縺偵h』
影は太陽の光を浴びて更に膨張を始める。
それでも赤点は現れず、表面を大量の目が蠢いている。
そして、その『彼』に激しい閃光が衝突する。
「……ッ!」
物陰に隠れて、衝撃をやり過ごす。
それでも光に触れた部分が赤く焼け爛れて熱い。
殺せ……て……
「あ」
彼は既に天空を覆っていた。
今まで目だと思っていたものが小さな羽ばたく塊となって落ちて来る。
『鮃ケ迢励Ω蟲カ縺ォ豁サ繧』
……。
…………。
………………。
その日、地図上から篠鶴市が消滅した。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
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xxxxxxxx xxx
BADEND12 『第六層』 - Curse of Folklore
Return 1;
恐らく今回は簡単だったと思います(当作比)
それにしてもあの記憶は一体何だったのでしょうか?
例え『彼』のものだとしても、内容が矛盾してますね
この話はここで終了ですが
最も重要なファクターが散りばめられています
それでは引き続き楽しんで頂けたら幸いです




