Case 46-5-1
2021年1月16日 完成
戦闘不能の柚月に新たなる化物。
八朝は意を決して討伐する……
【TIMESTAMP_ERROR 抑川地区・辰之中】
『Roonjmd!』
八朝は柚月を守るために叫ぶ。
解き放たれた霧が人影に纏わりつき、溶かしていく。
やがて霧の中に消滅した。
「……やったか」
八朝の呟きが静寂の中に響く。
やがて、化物を殺せるカタルシスに酔い始める。
『我は星でなく卵を為す』
『ふうちゃん!』
エリスの叫びがもう聞こえない。
身体は既に狙撃手の方へと走る。
『Xxxxx!』
咄嗟に身を隠し、散弾の一撃をやり過ごす。
これで2回目……次撃てば肉体が消滅する。
故に大胆に狙撃手へと近寄り……
『■■!』
再び霧が敵を溶解させる。
ふと、首筋に鋭い気配を感じ……
『Hpnaswbjt!』
エリスの障壁に矢が突き刺さる。
「エリス!?
柚月はどうした!?」
『大丈夫、さっき完全回復した!』
勝利の余韻に浸る暇はない。
次は矢の方へ。
『ふうちゃんん! 待って!!』
2人目は魔力消失を扱えるので苦戦した。
しかもまたもや巨神の援護射撃まで受けてしまう。
更に斬撃まで受けてしまう。
(狙いを変えるべきか?)
八朝が斬撃の行方を睨む。
その反対側に、一番面倒くさい化物がいる。
「エリス」
『Vrzpyq!』
どうして伝わったのか、初速度変更魔術を掛けてもらう。
そして数秒もしないうちに斬撃の主を捉える。
『■■!』
霧は確かに化物を溶解せしめる。
だが、その瞬間に『斬撃』を食らってしまう。
「……そうか七殺は!」
八朝が勘だけで次の攻撃を躱す。
『■■!』
霧を広範囲に発動させる。
強度は弱くなるが、隠れた相手にも有効である。
事実、矢の相手まで接触したのである。
『■■!』
一気に2体の退治に成功する。
残るはニセモノの掌藤千早。
それはすでに目の前にいた。
『0x2b!』
『■■■■■■!!』
最後は覚えていない。
だが、生き残っているという事はそういう事である。
「エリス」
『……』
「どうした、浮かない顔で」
『……何があってもふうちゃんを守るからね』
嫌な余韻のある言葉であった。
そしてその感触が大切なことを思い出させる。
「そうか……!
エリス、『第五層』に急ぐぞ!」
『えっ……あの……うん』
そして辰之中のまま『第五層』まで急行する。
彼らの言っていた迷宮の入り口で欠かさずパンを千切る。
こうすれば呪いには掛からない。
『やっぱり、戻ろうよ』
「そうはいかない、急がないと皆が……!」
『……』
エリスの浮かない表情に段々と苛立ちを覚え始める。
なるべく彼女を傷つけにないよう、言葉数を少なく……
大広間に辿り着いた瞬間、真意を悟った。
『逞帙>』
『闍ヲ縺励>』
『縺ゥ縺?@縺ヲ谿コ縺励◆』
『謔ェ鬲』
『蜿矩#縺ィ諤昴▲縺ヲ縺?◆縺ョ縺ォ』
『窶ヲ窶ヲ』
『險ア縺輔↑縺』
『縺薙?谿コ莠コ鬯シ繧』
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DATA_LOST
xxxxxxxx xxx
BADEND 11 心神喪失 - Lunacy One
こちらはハズレでございます
まぁ、あんなに捻った『相手』ではね……
それとこの部分は重要な意味もあります
さて、何のことでしょうか
いつかその意味が分かるでしょう……




