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ポイズン  作者: うちょん
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岡嶋哲也の証言


     登場人物





       村上 宗太

       橋本 希

       橋本 愛

       岡嶋 哲也

       岡嶋 直紀
















 喉を潤すなら、毒でも構わない。





















 第一象【岡嶋 哲也の証言】













 ―一〇月一二日

 「別所警部!お疲れさまっす!」

 「ああ。殺しか?」

 髭の生えた、仏頂面の男の登場に、若い男が駆け寄って話しかける。

 「はい!拳銃で一発されてます!」

 「ったく。物騒なもんだな」

 何台ものパトカーが並び、ブルーシートは地面に伏している。

 そこには、女性の遺体が。

 極普通の主婦に見える女性の身体には、似つかわしい銃弾の痕。

 真っ赤だったのだろう、女性から出ている血液も、今では酸化が進んで黒ずんでいる。

 青い服を着た鑑識たちは、何か痕跡が残っていないかと、真剣な表情だ。

 「該者の身元は?」

 「免許証が財布と一緒に残ってたっす!」

 「財布があったってこたぁ、物取りじゃあねえようだな」

 別所と呼ばれた男は、部下から渡された、透明の袋に入った女性の免許証を眺め、ふう、とため息を吐いた。

 「別所警部!何処に行くんすか?」

 「馬鹿たれが。目撃者がいねぇか探しにいくんだよ」

 「俺も行くっす!」

 「当たり前だ」

 ごつん、と、別所は若い男の頭をグーで殴ると、若い男は両手で頭を押さえた。

 車の運転をしなければいけないので、若い男は涙目のまま車に乗り込み、運転をするのだった。




 『本日午前七時過ぎ、〇〇団地近くの住宅街にて、女性の遺体が発見されました。女性は団地に住む、橋本希さんで、昨夜の二十時ごろに殺されたということです』

 「社長、本日の会議ですが」

 「ああ、キャンセルだ」

 点けていたニュース番組を消すと、男は椅子から重たそうな身体を立たせた。

 「それから社長」

 「なんだ」

 「昨日また、警察から連絡がありまして」

 「またか!まったくあいつは。私の顔にそれだけ泥を塗れば気が済むんだ!」

 男は、立派な会社の社長をしている。

 男、岡嶋哲也は産まれながらにこの会社を継ぐことが決められており、大学もエリートなところに通っていたそうだ。

 ただ一つ問題としては、一人息子が言う事を聞かないことか。

 そして、ちらっと、先程流れていたテレビのニュースを思い出しながら、ふう、と息を吐くのだった。




 ―一〇月四日

 「橋本希だと?」

 岡嶋はその日、いつものように椅子に大きなお尻をはめ込んで、座っていた。

 「はいっす。どうやら橋本希は、娘、夢の同級生だったという男から、何か聞いたようっすけど、詳しいことはまだ分かってないっす!」

 「そうか。金で解決できることなら、私は幾らでも出すと伝えておいてくれ」

 「はい!」

 岡嶋がいた部屋から出てきた若い男は、着ていたジャケットから携帯を取り出すと、画面をいじりだした。

 一方の岡嶋は、名前の女性を思い出そうとしたが、一々覚えてなどいなかった。

 きっと息子が何かした女性なのかもしれないが、全てを把握しているわけではない。

 というのも、社長という忙しい身であって、会議やら海外出張やら打ち合わせやらで、時間が取れない為に、なにかあったらすぐに顧問弁護士に連絡しろと言ってあった。

 親子の会話もほとんどなく、家に帰っても息子に会う事さえ、最近ではほとんどないだろう。




 ―一〇月一〇日

 「橋本希さんでしょうか?」

 見知らぬ男が、希の前に立っていた。

 サングラスもしていて、真っ黒な上下のスーツは、明らかに浮いている。

 夕飯の買い物をしてきた帰り道、希は両手にスーパーの袋をぶら下げていた。

 「そうですけど、なんでしょう?」

 怪しいその男に、怪訝そうな表情を向ければ、男は懐に手を入れた。

 まさか拳銃!?と思っていた希だったが、男が取り出してきたのは、拳銃ではなく、茶封筒だった。

 「岡嶋様からです」

 「岡嶋・・・」

 男と茶封筒を交互に見た後、希は両手にぶら下げていた袋を一旦地面に置き、それを受け取った。

 何だろうと中身を確認してみると、そこには札束が入っていた。

 「な、なんですか、これ!」

 「お受け取りください」

 「出来ません!何を考えているんですか!そもそも、本人がここにいないのはどういうことなんですか!」

 「本日、岡嶋様は大事な会議がありまして」

 「じゃあ、こっちは大事じゃないってことね。あの男にとって、その程度のことだって話しでしょ!馬鹿にしないで!」

 そう叫びながら、希は茶封筒を男に向けて投げ着けた。

 希は袋を持ちあげると、男の脇を通って急ぎ足で通り抜けて行った。

 今日特売してるからって、こんなに買わなければ良かったと、きっと後悔していたことだろう。

 会社へと帰って行った男は、岡嶋に希のことを聞かれ、首を横に振った。

 「何?受け取らなかったのか?」

 「はい。怒っていらっしゃいました」

 「なんなんだまったく。女ってのは分からんな。そう思わないか」

 「ごもっともです」

 「だが、このまま放っておいて、放蕩息子のことが世に知られるのも困るな」

 岡嶋は少し考えたあと、どこかへと電話をかけるよう頼んだ。

 相手が電話に出ると、岡嶋は椅子から腰を浮かせて立ち上がり、窓の方を見る。

 「やあ、別所くん。元気かい?はは、そうなんだよ。ちょっと聞きたいことがあってね」




 ―九月二十日

 「岡嶋様、お電話です」

 「誰だ?」

 「それが、リドル、と仰っているのですが」

 「リドルだと?誰だ?」

 「とにかく、岡嶋様とお話したいと」

 「ああ、わかった」

 電話を受け取り、誰だ、とぶっきらぼうに話しかけると、相手のリドルというのは、男だと分かった。

 それは声色だけの判断なのだが、機械を使って声を変えているわけではないようで、男らしい低い声だった。

 話し方はとても静かで、耳を澄まさないと聞こえないほど、細々と喋る。

 『リドルと申します』

 「ああ、聞いたよ。どこの誰か知らんが、イタズラ電話なら止めてくれよ」

 『イタズラ電話ではありません』

 「なら何だと言うんだ」

 『あなたの息子さんのことで、ちょっと』

 息子、というワードが出てきたことによって、岡嶋は電話越しの男に対して危機感を抱いた。

 ゆったりと座っていた椅子からも、勢いよく前傾姿勢になり、呼吸も乱れる。

 『岡嶋直紀さん、あなたの息子さんですよね』

 「だったらなんだというんだ」

 『息子さんがこれまでにしてきたこと、知らないワケじゃないですよね』

 「これまでにしてきたこと?君は何の話しをしているのかね?」

 内心、岡嶋はドキドキしていた。

 確かに、息子の直紀は素行が悪い。

 何回も警察にも捕まっているのだが、その度に岡嶋が金で釈放したり、弁護士に助けてもらっていた。

 このことが世間にもバレないようにと、最新の注意を払っていたはずだ。

 『さぞかし、驚いていることでしょうね。なぜ私がそんなことを知っているのかと。ふふ。分かりやすいお人だ』

 「なんだと!貴様、何がしたいんだ!」

 カッとなった岡嶋だが、相手はとても悠長にマイペースに話しを続ける。

 『バレたら大変ですよね。あなたも、私の口を塞ぎたいなら、お得意の金で、解決してみてはいかがですか?』

 「は、金か。貴様も所詮、他の奴らと同じということだな」

 『いいんですよ、私は。お金をいただかずに、世の中に拡散しても。しかし、それは人道的ではないと思い、こうしてお電話して、チャンスを与えたのですよ』

 「チャンスだと!?」

 すっかりリドルのペースに持ち込まれ、岡嶋は冷静さを取り戻すことも出来ず、要求を聞くことになった。

 電話を切ったあと、岡嶋はすぐに別所のもとに電話をかけた。

 「調べてほしい口座があるんだ」

 『何かあったのか』

 「持ち主さえ分かればいいんだ」

 なんとか別所に頼みこみ、リドルが指定してきた口座の名義を探してもらうことにした。

 だが、しばらく経って、別所からの返事は、NOだった。

 確かに存在している口座のようだが、名義人は女性で、しかも歳よりだという。

 岡嶋は警察に逆探知も頼もうとしたが、リドルからの電話は、あの日が最初で最後だった。




 ―一〇月一三日

 「遊馬、聞きこみはしてきたのか」

 「はいっす!別所警部!」

 「で、どうだった?」

 「それが、岡嶋哲也が関わってるんじゃないかって証言をした男がいたんすよ!」

 「誰だ?」

 「村上宗太、って男っす。岡嶋の会社で働いているみたいっすね」

 村上宗太は、岡嶋が社長を務める会社に入社してもうかれこれ一〇年は経つだろうか。

 仕事が好きだったわけでもないが、当時婚約していた女性と結婚する心算で付き合っていたため、結婚資金を溜めるのにも、働き続けていたそうだ。

 仕事もきちんとこなし、上司にも部下にも慕われる、爽やかなイメージの青年だ。

 遊馬は村上に接触し、橋本希について話しを聞くことにした。

 「橋本希は、昔、同級生だったんです」

 「同級生っすか」

 「ええ。まあ、そこまで仲が良かったわけでもないんですが、先日久しぶりに会って、世間話をしたんです」

 「ほうほう」

 村上が言うには、希は、最近娘との距離が上手く掴めないと言っていたようだ。

 年頃の女の子だからなのか、それとも何か学校であるのか、それさえも分からない状態で、希はとても夢を心配していた。

 喧嘩することもなく、単に会話がない。

 父親とは二年前に離婚し、希はシングルマザーとして、パートをかけもちしていた。

 「それで、どうして岡嶋が怪しいんだ」

 「ここからっすよ」

 岡嶋の息子、直紀は、以前から警察沙汰の事件を起こしていた。

 だが、それらは煙のように消えて、資料にも残っていないとかで。

 その息子が、夢のことを襲ったことがあるとかないとか、そんな噂があるようだ。

 そこで、希は岡嶋に恨みを持っていて、直紀にも当然、殺意さえ抱いていただろう。

 希からそのような相談を受けた村上は、岡嶋のことを分かる範囲で調べ始めていた。

 「社長、お話があります」

 「君は、確か・・・」

 「村上宗太です。それより、息子さんの事件について、ご存じですか」

 岡嶋の顔は引き攣り、村上は希から聞いたことを全て話した。

 答えなど、岡嶋の表情だけで充分だった。

 クビを覚悟していたが、内密にするということで、村上には翌月、なぜかボーナスとして金が振り込まれていたとか。

 「金か」

 「はいっす。けど、村上さんはその金に手をつけておらず、そっくりそのままにしてあるいたいっす」

 「岡嶋か」

 「別所警部、電話鳴ってますよ」




 ―九月二日

 「また直紀か」

 岡嶋哲也の息子、岡嶋直紀が、また警察に捕まってしまった。

 「今回は何をしでかしたんだ?」

 「どうやら、女性を襲ったようです」

 「保釈金の用意はしたのか」

 「はい」

 警察に捕まっている直紀を迎えに行くのは、岡嶋ではなく、岡嶋の側近とも言える男だ。

 お金を渡して保釈させると、直紀はへらへら笑いながら、岡嶋のもとに寄ってきた。

 酒臭いし、煙草の臭いもぷんぷんする。

 「親父―、来るの遅いぜ」

 息子ながらに気味の悪い笑い方をするな、と思いながら、岡嶋は車の窓を開けないままでいると、直紀がチッ、と舌打ちをした。

 直紀が警察に世話になったのは、これが初めてではない。

 だからこそ困っているのだが、直紀は自分のしていることを反省していないばかりか、何か悪さをしたとしても、親の岡嶋がなんとかしてくれると思っているようだ。

 どうしてこんな子に育ってしまったのか。

 きっと、きっかけは、直紀が小さい頃にしでかしてしまったことだ。

 「出せ」

 「よろしいのですか?息子さんは」

 「あんな奴知らん。置いて行け。勝手に家に帰るだろう」

 横目でちらっとだけ直紀を見ると、とても不機嫌そうだった。

 自業自得だろうと、岡嶋は車を走らせると、直紀は驚いた表情でぽかん、としていたのが、バックミラーから見えた。

 小さい頃は素直で良い子だったはずだ。

 我儘なところはあったが、それは子供らしいという程度。

 だからこそ、岡嶋は直紀の世話を妻にまかせっきりにしていた。

 するとある日、家に帰ると、直紀が部屋に籠ってしまったと妻から聞かされた。

 放っておけば、腹でも空いて下りてくるだろうと思っていた岡嶋だったが、ご飯になっても下りて来ず、翌日も下りてくる気配がなかった。

 その為、岡嶋は直紀の部屋へと向かった。

 「直紀?どうかしたのか?」

 鍵などついていなかった直紀の部屋をノックして開けてみると、直紀は布団にくるまった状態だった。

 「おい、直紀」

 声をかけても、返事もなく。

 しかたなくその日、学校を休ませてみると、学校から昨日の出来事を聞かされる。

 「直紀くん、お友達と喧嘩をして、相手に怪我をさせてしまったんです。相手は片目を怪我して、血も流してしまいまして。御両親は誤ってこないなら、訴えてやると仰っておりまして」

 どうやら、直紀は同級生からいじめられていたようだ。

 反撃のつもりで、持っていたモップで相手を何度も叩いてしまい、相手は血を流すほどの怪我を負ってしまったようだ。

 学校側も、それを把握したのが昨日の夜らしく、相手の親から学校の方に直接連絡が行ったようだ。

 今日岡嶋の家に連絡をしようとしたところ、岡嶋の方が先に連絡をしたのだろう。

 「直紀、謝りに行くぞ」

 「直紀、謝りましょ」

 両親揃って直紀に説得をしてみるが、直紀は「謝らない」の一点張りだ。

 「あいつらが悪いんだよ!なんで俺が謝らなきゃいけないんだ!」

 直紀の気持ちも分からないでいた岡嶋は、仕方なく相手の家に向かう事にした。

 チャイムを鳴らすと、自分の家よりも随分と質素な暮らしをしているように見える、そんな親が出てきた。

 きっとこの家には、宝石類も貴金属も、高級なものは置いてないだろう。

 「岡嶋直紀の母親と父親ですが」

 目を怪我させてしまったことを謝るが、当然のように、相手の両親はそれだけでは赦してくれない。

 何よりも、本人が謝りに来ていないことが気に入らないのだろう。

 「直紀くんはどうして来ないんですか!うちの子をこんな目に遭わせておいて!」

 「すみません。直紀も、気が動転していまして」

 「可哀そうなのはうちの子ですよ!?将来台無しじゃない!」

 嘘か本当か知らないが、相手の息子は、将来パイロットになりたいと言っていたようだ。

 そうなれば、目はとても大事なものになる。

 だが、両親は二人とも眼鏡をしているから、きっと視力は良くないのでは、とも思ってしまった岡嶋だが、そこは言わない。

 「本当に申し訳ありませんでした」

 「誤って済む事じゃありません!」

 こうも深深と頭を下げるなんて、きっと大事な取引相手にだってしないかもしれない。

 だが、訴えられてしまっては困ると、岡嶋も必死だった。

 そのとき、岡嶋はある提案をした。

 「どうか、これで赦していただけませんか」

 そう言って、岡嶋は前持って用意しておいた封筒をスッと差し出した。

 相手は直感的にそれが何か分かったようで、中身を確認すると、母親と父親は互いの顔を見合わせて、意思疎通する。

 「別に、お金が欲しいわけじゃ・・」

 その瞬間、岡嶋は自分の勝利を確信した。

 きっとこのまま行けば、訴えられることはないだろうと。

 「いえいえ、ほんのお気持ちです。どうか、お受け取りください」

 「・・・・・・」

 お辞儀をしながらそう言えば、相手から罵声を浴びることはなくなった。

 その日はそれだけにして帰れば、学校から連絡が来て、相手が子供同士のことだから、という理由で訴えられるようなことはしない、という内容だった。

 「直紀、学校へ行きなさい」

 「やだ」

 「赦してくれるそうだ。お前からも一言でいいから謝っておけ」

 「なんで?あんなに怒ってたのに」

 直紀はわけがわからないまま学校へと、渋々行くことにした。

 きっとまたいじめられる、そう思っていたのだが、それどころか、無視されるようになってしまった。

 だが、どういうことか、怪我のことを言われることはなかった。

 それから少しして、岡嶋がお金を渡して解決したことがわかった。

 すると、直紀は気付いたのだ。

 そうだ。自分の親は金を持っているんだから、金さえ払ってもらえば良いのだと。

 進学すると、直紀は人が変わったように、今度はいじめる側になってしまった。

 相手から金を巻き上げることもしたし、法に触れることもした。

 だが、警察に捕まったとしても、自分のために親は金を払ってくれる、そうすればチャラになると勘違いしたのだ。

 岡嶋も直紀の考えていることに気づいたが、もう遅かった。

 理性も自制も出来ない直紀は、次々に罪を犯していくのだった。

 「ああ、俺だ。直紀のことで、頼みたい事があるんだ」

 『またか。今度はなんだ?』

 「他人を強請ったそうだ」




 ―一〇月二二日

 「遊馬くん、だったね」

 「そうっす」

 「直紀のことは、知ってるね」

 「ええ、勿論ッス。なんと言ったらよいか」

 「いや、いいんだ。それより、直紀のことを調べるのを止めてもらえないか」

 「けど、俺は下っ端ですし、決定権とか持ってないっすよ」

 「頼む。直紀のことがもし、世に知られてしまったら、私は・・・私は・・・!」

 「岡嶋さん!」

 岡嶋の気持ちも分かるが、遊馬にはそんな力はない。

 遊馬が悩んでいると、岡嶋は内胸ポケットから、封筒を取り出した。

 見るからに分厚いソレに、遊馬はごくり、と唾を飲み込んだ。

 「これはほんの気持だ。もしも、直紀のことを隠してくれたなら、その暁にはまたしっかりと払わせてもらう」

 「・・・・・・」

 貰ってはいけない金だと分かってはいるが、遊馬はその封筒を受け取る。

 そして自分の胸ポケットへとしまうと、出来るだけのことはする、とだけ岡嶋に伝え、去って行った。

 「頼むぞ、頼む・・・」




 《続いてのニュースです》


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