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淡色の華  作者: 櫻 雪乃
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プロローグ

一目で激しいほどの熱情に溺れた訳でも、


長い間恋い焦がれて止まなかった訳でもない。


――ただ、なんとなく。


本当になんとなく、気になっていただけだった。


接点なんて無いに等しいあなたに。



惹かれてしまったのは私。


幼くてまだ大人になりきれていなかった。



「まだ好きじゃないけど、それでもいい?」



そう言ったあなたの顔は見えなくて。


知っているのはあなたがとても優しい人だということ。


優しくて、優しくて……酷い人。











~淡色の華~


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