表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
9章「使役モンスターの更なる進化」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

98/182

第97話「人払いのあとで」

#第97話「人払いのあとで」


 俺たちはダンジョンを出るやいなや、朝倉さんに連絡を入れた。

 詳しくは言わなかったがエリナさんが「打ち合わせ必須」とだけ伝えてくれたおかげで、朝倉さんも事の重大さを察したらしい。すぐに時間を確保してくれることになった。


 ハンター協会ビル。上層フロアの朝倉オフィスに俺たちは集まった。

 秘書が出入りを止め、ドアが静かに閉まるのを待ってエリナさんが口火を切った。どうやら進行役を務めてくれるらしい。俺はどこから説明すればいいのか迷っていたのでありがたい。


「使役モンスターの次の遷移を確認したわ。次は――人化よ。人の姿に変身できるみたい。本人たちの説明だと戦闘力は変わらないし、モンスター形態に戻ることも可能」


「はぁ? 人化だと……?念話、会話の次もあるかもしれないとは思っていたが今度は人化!?」


 朝倉さんの目が見開く。横で透子さんとひより、ついでに俺までニンマリしてしまった。朝倉さんが驚くのは珍しいということらしいので貴重な絵面が見れた。


「それは本当のことなのか?……いや、エリナくんがそう言うのなら事実なんだろうな」


「ええ。間違いないわ。まず見た目にどこから見ても……髪の色は少し派手だけど普通の人間の女性で完璧な人化ね。私も言われるまで全く気が付かなかったレベルよ。でも声が使役モンスターのラムとリンと同じだったから人化を疑いようがない。そして会話も以前と同じく何ら問題なし。意思の疎通はレンだけでなく私達とも普通にできる」


「となると――普通に一緒に戦う選択肢が生まれるな」


「さすが、朝倉さんね。話が早い。その通り。これまでのように隠す必要が無くなったわ。ただし登録をどうするか?という問題があるわね。登録にない人間が活動をしているのがばれたらまずいわよ」


「それはなんとでも処理できる。架空の人物を用意しよう。既存の前例もある」

「そうね。外国籍のハンターの一部はそうやってるわ」


「……あの、これ、俺が聞いていい話ですか? まるで国家機密みたいな匂いが」

 俺は変なことに巻き込まれたくない。できればそういうのは別途やってもらいたいところなんだが。


「レン、ひより。もちろん内密で」とエリナさんが真剣な顔で言ってくる。


「はい……」


「じゃあ、その方向で進めよう。こちらでダミーの登録を作っておく。受付には必要時だけ話を通せばいい。原則は無報告でいい。聞かれたら答える程度で十分だ」


「分かりました。人目のない場所で使役モンスターを呼び、同じく人目のない場所で人化してもらいます」


「それがいい。変身の瞬間を見られるのが一番厄介だ。……というか最初から人化したままで出せないのかい?」


「そう言われたらそうですね。確かめてみます」


 ラムとリンには架空の人物像があてがわれるらしい。何とも機密的な怖い話だが仕方がない。まあ聞かなかったことにすればいいかな。

 あとは人化のタイミングは重要だ。基本的には人前で人化させることはNG。モンスターが人に変わった瞬間を見られたらとんでもないからな。逆のパターン、人からモンスターに変わる瞬間を見られるのも当然駄目だ。


 でも、それも最初から人化してスロットから出せるならばその辺りの問題はなくなるだろう。ただしこれは可能かどうか分からない。検証が必要だ。

 ともかく、使役モンスターが人化すれば、これまでのようにこそこそする必要性は無くなる。普通に人前で戦うこともできるようになる。いろいろなところに遠征することも可能になりそうだ。


「今後のスケジュールは?」


「はい。今回増えた使役モンスター2体――ルフ(ウルフ系)とクー(オーク系)、それにロアのレベルアップを最優先にする予定です。合わせてローテーションで4階層にも少しずつ慣れていく計画です」


「ああいいだろう。すでに戦略があるなら何も言うまい。そして良い戦略だとも思う。そのまま進めてくれ」


「チームとしての強さを優先するので次の俺自身のレベルアップはだいぶ先になりそうですけどね」


「無理に急ぐ必要はない。そもそも2年も経たずにレベル4は普通に比べてもかなり早い方だ。あと4階層からは混成編成だし、例の「自分と同じかそれ以上のレベルの同じ1万体連続討伐で金箱出現」の裏技は通用しないよな。だから報告さえ上げてくれたら自分の好きなように動いてくれて構わない。――それでも安全マージンを最優先だ」


「了解です」


 朝倉さんは少しだけ肩の力を抜き、そしてこちらを見た。


「君には驚かされてばかりだ。きっと今後もこんな驚きが続くのだろうな……あと契約の件だが月額を50→70万円に上げたい。期間は再び半年、基本はこれまで通り、金箱に関する裏技と使役モンスターの全般の秘密厳守だ。――透子くんにはまた叱られるかもしれんが、いまのハンター協会の公務員側組織ではこれが精一杯だ。さすがにこれ以上派手に動くと勘づく人間がいるのでまずい」


「十分です。俺は秘密保持を徹底します」

「助かる。頼んだよ」


 短い沈黙。窓の外の雲がゆっくりと横切っていく。


「それにしても人化か……。本当に、ゲームの世界みたいだな」と朝倉さんがつぶやく。


「ええ。でも現実です」

 俺はうなずいた。


 ハンターになって1年8か月。ようやくハンターとして一人前と言われるレベル4に到達した。

 次は様子を見ながら4階層にチャレンジしていけばいいだろう。

 それと同時に使役モンスター全部のレベルアップ。そしてルナの道場での稽古、着実に進めて強くなっていこうと思う。

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日7時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


いいね、評価ポイント、感想、ブックマークなどもしていただけると励みになるかもよ?

その他、何らかの頑張れパワーをいただけると更に頑張れるかもです!


べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ