表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
9章「使役モンスターの更なる進化」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

90/182

第89話「定期報告とFS2の推測」

#第89話「定期報告とFS2の推測」


 朝倉さんのオフィスへ。今日は定期報告の日だ。


 ――ドアを開けると、やっぱり高階エリナさんがいた。(この人、ほんとよくいるな……いや余計なことは考えてはいけないのだった)

 じろり。 即座に睨まれた。……やっぱり心、読めるのでは?エリナさんの前で余計なことを考えると殺されそうだ。


 今日はもう一人、研究課主任・榊原透子さんも同席していた。

 エリナさんがじっと俺を観察する。今度は何だろう。


「本当に短期間で変わるわね、あなた」


「え?」


「強くなってるってこと。稽古、続けてるんでしょ」


「はい……ただ実感は薄くて。でも三階層は余裕になってきました。動きがスムーズになってるのは分かります」


「やっぱり。どんどん伸びてる。私もうかうかしてられないわ」


「いや、さすがにエリナさんとはまだまだ差がありますよ。無茶言わないでください」


 雑談が落ち着いたところで、透子さんが端末を開いた。

「じゃあFS遷移の途中結果を共有するね。レンが提案してくれたアンケート集計が出た。<FS2>に遷移している使役モンスターが――すでにざっと10体。アンケート回答があったはおよそ2000件だから0.5%程度は遷移していることになる」


「「10体も!?」」

 朝倉さんもエリナさんも目を見開く。俺もさすがにこの結果には驚いた。


「一般的に<FS1>のままだとばかり……」


「意外だったよ。しかも、<FS2>の全個体が“命名済み”。さらに一定以上の“接触頻度”と主との“信頼”が確認できた。

 そして“急におとなしくなる”=<FS2>化と思われるタイミングはまちまちだった。宝箱から出して即でなくても、少しずつ関係を作って到達している例がいくつかあるようだ」


 胸が熱くなる。

(これはでかい。使役モンスターを“育てる”発想が常識になるかもしれない)


 透子さんは報告を続けた。

「ただし<FS3>はゼロ。現状で報告なし。使役モンスターをスロットから出すだけで嘲笑される風潮だからね。しかも出してもせいぜいで盾代わりが普通……それでは使役モンスターのレベルアップはまずあり得ないだろう。うちでは研究のために使役モンスターの何体かをレベルアップさせたが、そんなことをする人間は皆無だから当然の結果だ。あとレベルアップだけがFS3以降遷移の条件ではないかもしれないことも付け加えておく」


「それらを総合的に考えるとFS=FriendShipフレンドシップと考えるのが有力な仮説ではないかと思う。使役モンスターということで主従の関係ではあるのは間違いないだろう。そこへ更に友情や仲間という概念を組み入れることで遷移するのかもしれない」


 頷く朝倉さんが、そこで表情を引き締めた。

「この結果は当面は非公開だ。混乱を招く。十分に再現性を固め、安全指針と運用ルールもセットで整えてから、段階的に広げる」


「……公開したら“名付ければ強くなる”みたいに誤解されそうだから仕方がないわね」


「そうだ。焦らない」


 俺はすぐに公開するものだと思っていたがそうでもないらしい。誤解されても特に問題がないのでは?ちゃんと仲間にならないと数字が変わらないだけの話と思う。 

 ただ、この辺りの判断は俺レベルでは何とも言えない。透子さんも特に異論はないようだ。まあ<FS3>以降の遷移についてはあやふやだし、その辺りの条件も詰めた後の方がいいのかもしれない。


 話題は次の契約へ移った。


「それと、レン、君にはさらに半年の契約延長をお願いしたい。月額は30万→50万に上げたいのだがいいかな?」


「本当ですか。ありがとうございます」


 俺はほくほく顔で喜んでいたのだけど横から妨害が入った。


「ちょっと待って!」透子さんが椅子から半分立つ。まさか俺にお金が入るのを妨害しようとするの???と思っていたら逆だった。



「そんな安い金額でレンにここまでの協力させてるの?これ全て新しい発見だよ。世の中が変わるレ・ベ・ルの話。それをさすがにおかしいよ!少なくとも桁が1つ違う。億のお金が動いてもおかしくないはず!」


 朝倉さんは苦笑いで両手を上げた。

「ハンター協会の公務員側が個別ハンターに大金を出すと財閥企業系から勘繰られる。段階的に上げるのが限界なんだ。今はこれが上限だ」


 俺としては、月50万でも十分ありがたいのだが。


(それだけで年換算600万、ダンジョン収入と合わせれば今年も年1000万超になる。弟と妹が私立でもいけそうだ。大学もありかもしれない)


 透子さんはなおもぷりぷりしていたが、俺の満足顔を見て小さくため息をついて断念したようだ。


「……分かった。でも、レン、足元見られないように気をつけて。世の中の大人は時々、平気で姑息なことするから。自分は働かず椅子に座っているだけで利益だけ総取りしようとする大人とかね」と朝倉さんの方をじっと見る。透子さんっておとなしいと思っていたけどこういう時は怖い……。


 (横で朝倉さんが困った笑顔になっている。そういう意識が朝倉さんにもあるのかもな。でもハンター協会が個人に大金を出すのは難しいのも事実だろう。ここは十分だと思っておこう)


 こうして今回の会議は情報てんこ盛りで終わった。透子さんはさすがに研究畑の人間と言わざる得ない、短期間で凄い調べてきた。本当に凄いと思う。


 そして使役モンスター=“外れ“が常識だった今の世界が、今後は“大当たり”に書き換わるかもしれない。

 そして、その常識が覆るまで、もしかしたらそれほど時間はかからないのかもしれない。世界に新たな強者が生まれるかも。


 そう思うと、胸がわくわくした。

 ――よし俺はもっと強く、そしてもっと賢くなろう。世の中の動きに負けるわけにはいかない。


---

 一応、これが現時点でのFS2遷移の推測というか答えになります。コメントでほぼ正解を言っていたエスパーさんも何人かおられましたね。

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日7時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


いいね、評価ポイント、感想、ブックマークなどもしていただけると励みになるかもよ?

その他、何らかの頑張れパワーをいただけると更に頑張れるかもです!


べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ