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今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
9章「使役モンスターの更なる進化」

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第88話「ロアのレベルアップ」

#第88話「ロアのレベルアップ」


 千代田ダンジョンの見学から数日。

「ロアがもうすぐレベルアップするよ」と、ひよりが弾む声で言った。


(もう?)――と思ったが、恩方ダンジョンに来てからもうすぐ五か月。


 確かにレベルアップしてもおかしくない時期だ。ロアは多い時だと1日100体ぐらいモンスターを討伐しているらしいからね。


「それはめでたいな。透子さんにも伝えておこう。レベルアップの瞬間に<FS3>へ上がるかもしれない。透子さんならきっと見たがるだろう」


 連絡すると、透子さんは「ぜひ見たい」と、わざわざ恩方ダンジョンまで来てくれた。即断即決で来たようで白衣のまま。もう少し落ち着いて来てもらっても良かったのだが。


 高階エリナさんにも知らせたが今回は「<FS3>への遷移は前回見たからいいわ」とのことだった。ただし、ラムとリンの時には呼んで欲しいと念押しされた。


 ラムとリンは<FS4>だから次もレベルアップで再び何か変化があるかもしれない。それが見たいということだろう。俺は当然のように了解した。


 ――透子さんとひよりと一緒に恩方ダンジョンの1階層に入った。ロアはもうすぐレベルアップする。確かにステータスをチェックするともう少しだ。


<名前>

ロア(ベア種)

<Lv1>

スピード:10

体力:20

技術:10

経験値:9991

<主人>

結城蓮

<FS2>


 そしてロアを出してひよりとロアが一緒に討伐を開始、ロアが数体を狩ったタイミングでそれは出た。

 金色の宝箱。


「これが“裏技”の金箱出現……」透子さんが目を丸くするのとほぼ同時、ロアがキョロキョロしている。おそらくレベルアップしてその体の変化にびっくりしているのだろう。


 <<ご主人様、ありがとう!>>


<<ロアか。レベルアップだな。おめでとう>>


 声が弾んでいる。ロアの念話は明るく、元気だ。念話でも性格ってやっぱり出るんだな。


「今の……念話で話してた?」と透子さん。


「はい。ロアも念話ができるようになりました」


 ステータスを開くと、表示は<FS3>となっている。


<名前>

ロア(ベア種)

<Lv2>

スピード:20

体力:30

技術:20

経験値:0

<主人>

結城蓮

<FS3>


(仮説どおり――レベルアップで<FS3>、ここで念話解放。会話はまだの段階だ)


「貴重な機会だ。使役モンスターのレベルアップ自体、ほとんど見られないから新鮮だよ。しかも念話ができる瞬間まで立ち会えるとは……確かに<FS3>になっている。これが使役モンスターの1つの進化なのだな」


 透子さんは今日も涙ぐみそうな勢いだった。でもそれと同時にペンを疾走させている。さすがに研究者だ。ペンは止まらない。


 ここでひとつ、次の悩みがある。


 ひよりはレベル2。二階層は単独では厳しいのだよな。


 そう伝えると「大丈夫、ロアと一緒に二階層、試してみる」とひよりが言いだした。本当に大丈夫だろうか?


 確かにレベル2×2(人と使役)なら現実的ではあるのだが…。


 心配している俺を見かねたのか「私もレンと同じようにルナさんの道場で稽古しているのよ。だから大丈夫。それに私も、もうすぐレベル3になるのだよね」


 なるほど、ひより自身ももうすぐレベル3。そこまで行けば二階層は余裕が出るだろう。ならば大丈夫か。


 といろいろとひよりと話していたらロアが勢いよく念話してきた。


 <<ご主人様、お願いがある!>>


 <<どうした、ロア>>


 <<この宝箱、ひよりさんにあげたい! ダメかな?>>


 <<いいけど、どうしてだ?>>


 <<ずっと一緒にやってきてくれたから。お礼がしたい!>>


 <<……なるほど。いいぞ。じゃあ自分で渡してきな>>


 <<さすがご主人様、最高!>>

 ロアはぎゅっと俺に抱きついてから、金箱を大事そうに抱えてひよりの方へ向かった。


「どうしたの? それレンのものでしょ?」


 ロアはぶんぶんと首を振る。

「ロアが、ひよりにもらってほしいって。俺も賛成した。受け取って」


「でも……金箱は相場で二千万はするよ? それはさすがにもらえないよ」


「いいんだ。世話になってるし、これまでロアを育ててくれたのはひよりだろう。受け取って欲しい」


「……分かった。じゃあ開けてもいい? 換金じゃなくて。私も強くなりたい。」


「もちろん」


「使役モンスターが出てほしいな」とひよりが願って蓋を開ける――


 出てきたのは、剣。

「ちょっと残念……でも、一般的にはこれが当たり、なんだよね」


 ひよりは気を取り直して装備し、剣の重さを確かめてから、ロアの頭をそっと撫でた。


「改めて、ありがとう。ロア」


 ロアは胸を張って、そしてひよりに抱き着いた。

 (ひよりとロアは念話はできない。それでも――ちゃんと繋がっているように見えるな。そして何の抵抗もなくひよりに抱き着いているのがちょっと羨ましいかも……)


 俺がよこしまな考えをしている横で透子さんのメモがまた走る。

 〈FS段階〉:FS2=安定化、FS3=念話(主限定)、FS4=念話+会話(限定なし)

 因子候補:FS2=信頼/接触(予測)、FS3=レベルアップ(予測)、FS4=レベルアップ(予測)

(FS3以降は継続した接触や共同討伐経験なども関与している可能性あり)


 積み重ねが、ここでまたひとつ形になった。ひよりには本当に感謝だ。

 そして俺は2人――ひよりとロアに向かって頷いた。

「次は二階層。安全第一で行こうな。ひより引き続きロアを頼む」

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日7時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


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べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

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