表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
20章「モンスターの氾濫と対応」

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

212/329

第209話「政府の情報操作」

#第209話「政府の情報操作」


 陣馬高原ダンジョンから氾濫したモンスターを鎮圧した件について、朝倉さんから正式に感謝をもらった。

 それだけでも十分すぎるほど嬉しかったが――まさか報奨金が桁違いだとは思わず、本気で目が飛び出るかと思った。先日の一回だけで三千万円ときた。そして今後もそれと同等かそれ以上。

 すなわち数回、依頼を達成したらそれだけでも億レベルになりそうだ。ほんの数年前まで10円レベルの討伐を積み重ねぎりぎりの生活をしていたのが嘘のようだ。どうしても実感は薄い。


 そして日本の切り札と言われたことも素直に嬉しい。

 ただし、それ以上に「責任重大だな」と胸の奥がずしりと重くなった。やはり心情的には少々きついな。俺はやはり凡人だなとつくづく思う。


 その後は朝倉さんによる現状説明に移った。

 朝倉さんがタブレットを操作すると、画面に “リンらしき人物” がモンスターを倒す映像が映し出された。


「これ……私ですかね」

 リンがじっとその映像を見ている。しかしながら、やや違和感もあるようだ。


「これ、ネットで出回っている映像ですよね。ただ……少しおかしい。リンのようでいてリンではないように見える」ルナもすぐに違和感を指摘した。


 どうやら誰かがリンとモンスターの戦闘映像をスマホで撮影してネットにアップしたらしい。ただ、なんとなくだけど俺もちょっとおかしいような気がする。何だろうこの違和感は。


「そう。実はこれは加工した動画だ。元動画は確かにリンの戦闘映像だがこれはそこからAI生成技術で加工された“別物”だ」

 朝倉さんが説明を続ける。


「まずはAIに命令を与えて体型や顔の造形をやや男性寄りにして性別を判別しずらいいように処理してある。また背景も少し変えている。元動画はすでにほぼ削除し尽しているから、今ネットで残っているのはほぼこちらの映像のみ。すなわち“AI生成説が正しい”という形に情報を誘導している」


「更にSNSなどでもAI生成説の書き込みを多数する一方で、実物だと主張する人の説明を馬鹿にするように誘導している。例えば『実際は自衛隊が倒したのにお前は馬鹿だな、戦隊ものの見過ぎだよ。どうやったらろくな武器無しで圧倒できるんだよ、あほらしい』みたいな感じでの誘導だな」


 なるほど。

 一度ネットに出回ってしまえば完全に消すことは困難だ。消せば消すほど増えるという言説があるほど。それでは炎上を沈下させることはできない。

 だからこそ、単純に削除するだけのことはしない。一応は本物を削除する一方で偽のAI生成動画を大量に流し、そちらを炎上させて“デマ扱い”にしたわけか。


 そして、そのAI生成映像を元に映像の矛盾点を指摘してデマ説を作る。そのAI生成デマ説をSNSや掲示板などに書き込みして補強、実物説をネタ扱いにして馬鹿にしていると。

 証拠としておかしな矛盾のあるAI生成動画があるからAI生成によるデマ説は動かないだろう。そうなれば実物説は確実に馬鹿にされるという流れになる。本当のことを言っているのにデマ扱いされている人には気の毒だが、そこは許して欲しいところだ。


「他にもいくつかのパロディバージョンも適当に流している。リンに戦隊ヒーローの主人公を被せたものとかアニメの主人公を被せたものとがだな」


「それ見たことがあります。一般人が面白おかしく作っていたのかと思ってたのですが、政府が意図的に流していたのですね」とひより。


「そうだ。この手の偽動画があればあるほど本物が紛れるからな。そうすれば面白がって更にAI生成動画を作る人間も出てくる。楽しんで勝手に広める人間も出てくる。今やどの画像を政府が流したのかも分からないぐらいに出回っているからありがたいものだ」


 まさかパロディものまで政府が?俺はあまりネットを見ていないから全く知らなかったけどいろいろな情報操作をしてくれているんだ。これは素直に助かる。


「まあこの辺りの情報操作は本来は海外からのbot情報操作の対策として作られたものだがな。今回はテストとしても丁度いいからということで活用したようだ」


「そうなんですか。確かにあまりにも準備が良すぎると思ったのですがすでに別件での情報戦を想定していたものを活用したのですね」


「ああ、最近は海外から日本世論を分断させようとする情報操作が多くなっているからな。AIを利用した自動bot書き込みも急増しており、その対策は急務だったんだ。もちろん単なる政府の世論誘導は問題だからそういったことは間違ってもできないが、今回の情報操作は特別だと判断された形だ」


 なるほど。昨今の海外からの国内世論分断の情報操作問題ですでに政府が対策を準備していた。そこに丁度、リンのモンスター討伐動画が出てきたのでテスト的に情報操作を行ったということか。

 政府が偽情報を広げるなんて恐ろしい話だが今回は仕方がないと思う。もちろん政府や与党の支持率を上げるためにネット世論誘導をやったら大問題だけどね。


「あとはモンスターを討伐した人物のスウェットとゴーグルが世間で流行っているという偽ニュースも流した。それによって本当に流行が起きている状況だ。それでユニマツヤやシマクロではあの手のスウェットが売れに売れているらしい」


 確かに最近やたらとスウェットとゴーグルしている人を街でもみかけるようになった。

 少し変だと思っていたのだがどうやら政府が意図的に流行を作り出し、後押しした部分もあるようだ。

 同じ格好の人が増えれば、俺たちはその中に紛れ目立たなくて済む。

 いろいろと対策してくれているようでありがたい。

 ただし、それだけでは駄目。俺たち自身の対策も必要ということで、次はそちらに話が移った。


---

すいません。間違えて2時に投稿してしまいました。基本的に毎日の22時投稿は変わりませんので今後とも宜しくお願いします。11月26日も22時投稿になります。



いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日12時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


ブックマーク、評価ポイント、レビュー、いいね、感想などもしていただけると励みになるかもよ?

その他、何らかの頑張れパワーをいただけると更に頑張れるかもです!


べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ