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今日もダンジョンでレベルアップ!貧乏無課金でも金持ちを蹴散らし、ざまぁ復讐そしてハーレムを作る!?  作者: まめたろう
10章「新しい体制でのスタート」

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第102話「追いつかれた?(司視点)」

#第102話「追いつかれた?(司視点)」


 ああ――やばい。いろいろやばい。そしてむかつく。胃の辺りが焼けるような気分だ。

 俺の調査では結城が新宿ダンジョンの4階層で戦っていたらしい。しかも4階層での戦闘は余裕だと? じゃあもうあいつはレベル5かもしれない。


 そして女を二人連れてだと?

 それはまさしく俺がやろうとしてた形だ。女と一緒にキャッキャウフフのハーレムダンジョンライフ。それをよりによってあいつに先にやられたってことか?ふざけるな。本当に腹が立つ。


 でもおかしい。つい最近までゴミ漁りやってたやつが、どうして4階層にいるんだ?

 

 まずは親の遺産でも食いつぶしてレベル上げしたんだろ。そこまでは分かる。

 けどレベル5まで一気になんて現実的じゃない。しかも仲間も強いらしい。仲間まで引き上げるとなると数億単位の金のお金が必要になるはずだ。どう考えてもおかしいじゃないか。


 ……ああ分かった、どうせ裏がある。きっと最近のニュースでやってるオレオレ詐欺の元締めみたいなやつだろ。結城のことだ。そうに決まってる。ほんと最低な奴だな。人を不幸にして自分がのし上がるとか救いようがない。

 いいか結城、今のうちに忠告してやる。その手の加速はそのまま破滅行きだ。今は良くても、すぐ終わる――もう遅いけどな。せいぜい今を楽しんでおくがいい。ニュースで犯罪者として名前が出てくるのを待っているよ。



 いや待てよ、そんな話は今やどうでもいい。もう一つ、こっちが現実問題としてかなりやばい。


 俺の昼食後の至福のひととき、ベッドで寝転んでポテチを食べてスマホ漫画を読んでいたら相談役の石動いするぎがやってきて、開口一番こう言った。


「はぁ、何をやっているんですか司さん。もう終わりです。すぐにクランのリーダーを降りてください」


「は?何を言っているんだ石動。ボケるには早いぞ?」


「約束を覚えていますね。“3か月でレベル4を一人出す”、そして司さん自身が“一定レベルの武術”。結果はどちらも未達です。それどころかほとんど進んでいません」


「なんだその話か。結果が出ないのは仕方ないだろ! 誰だって努力してもできないものはある。それは仕方がないんだ。だからあと3か月待ってくれ。その3か月で何とかするからさ。とりあえず前のように報告書を作ってくれよ。その通りに頑張るから」


「いえ、駄目です。そもそも司さんは全く努力してないですよね。毎日潜ると決めたのにやっていない。リーダーとして率いるどころか一緒にやってさえいない。武術の訓練も出たり出なかったり。リーダーが努力も行動もせずに結果が出ないのなら、それは確実にリーダーの責任です」


 静かな声で、淡々と出席ログとダンジョン入場記録を机に置いてくる。くそっ、俺は一応の約束、週5を達成するために毎日のようにダンジョンに入ったがすぐに退出しほとんど戦っていない。何もしていないことがばれてやがる。俺の行動記録の紙の白さが目に痛い。

 せっかくごまかせたと思ったのに、ここまで調べるとは石動は姑息な奴だ。そんなに親父のポイントが欲しいのかよ。


「分かった……。1ヶ月だけ待て。その間に1人、レベル4に上げる。必ずだ」

 気づけば口が勝手に動いていた。とにかくこの場をごまかさないと駄目だ。まずは今を何とか乗り切るんだ。


 石動は短く息を吐いた。

「はぁ、分かりました。1ヶ月だけ待ちましょう。猶予は1ヶ月です。その間に1人もレベル4に上げることができなかったら分かっていますね。その時はリーダーを降りてもらいます」


 喉が鳴る。

「……分かった。いや1ヶ月はきつい。3ヶ月とは言わない。せめて2ヶ月でどうだ?」


「駄目です。延長はありません。達成できなければリーダーを降板。それが社長の意向です」

 石動はそれだけ言って席を立った。


「えっ、親父が……なんでそこで親父が出てくるんだよ?」


「当たり前でしょう。司さんの話ですから社長にも全て話を上げていますよ」


 部屋に一人残る。静かすぎて、耳の奥で鼓動がうるさい。やばい親父にも完全にサボっていたことがバレてやがる。

 石動のやつ、報告書を作ってくれる便利なやつだと思っていたのに簡単に裏切りやがって。告げ口するとか卑怯者のやることじゃないか。

 くそっ、どうする。どうやってメンバーの一人をレベル4に――。


 誰かレベリングでレベル4にさせるか? いや、金がない。

 金で日雇いコーチを雇うか? これも同じだ。多少は節約できる程度でやっぱり金がない。

 

 何か手があるはずだ。そうだ、まずはとりあえずメンバーについて調べよう。机上のログに目を落とす。そこにはメンバーの名前が並んでいる。


 ――誰なら上げられる。どの順で、どの階層で、誰を当てればいい。一番経験値が高いのは佐藤だ。こいつを集中的にトドメを刺させ経験値を上げればいい。

 でも普通に戦って1か月でレベルが上がるとは思えない。4階層ならいけるかもしれないがそもそもレベルの高いのが俺1人だけ。足手まといを守りながら4階層でのレベル上げはきつい。

 やるなら3階層だ。でも3階層だと経験値の上りは遅い。レベルを上げるのに3か月以上は必要だろう。くそっ、期間延長はできないのか?

 

 初めて、真剣に考え始めた。

 (1か月でやるしかない。でも金がないのに今すぐにレベルを上げるなんて無理だ。どうしたらいいんだよ)

いつも読んで頂いてありがとうございます。毎日7時ごろ、20時頃の2話投稿を限界まで続けていく予定です。


いいね、評価ポイント、感想、ブックマークなどもしていただけると励みになるかもよ?

その他、何らかの頑張れパワーをいただけると更に頑張れるかもです!


べ、べつに何も無くても頑張るけどね、、、 (^O^)/

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