表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
The Last Ring  作者: 暁 瑚珀
2/9

第一章  記憶を失くした少女  二

引っ付いているリボンを必死に外そうと、頭に血が上ってきた頃だった。


「ねーねー?その指輪、いらないんなら俺にくれない?」


・・・は?

後ろに、見知らぬ男がいた。


第一印象、×バツ


年のわりにはしっかりした金髪のロン毛。

だらしなく着崩された服装。

穴だらけのセンス悪い靴。

数えられないくらいの変てこな飾り。

・・・どーみても、不良にしか見えない。だらしなさすぎ・・・。


「嫌だといったら・・・?」


その不良を見上げて、睨みつける。

いくら、いらない、捨てたかった指輪でも、こんな奴にだけは渡したくない。

はっきり言って、ウザい。


「はぁ?まだ小いせぇ餓鬼が。俺様、この辺りでは結構有名だぞ?

 それを知っての口か、それは。」


そんなこといわれても、ここがどこさえも知らないんですけど。

むしろ、自分のことも、全くわかんないのに・・・。

てゆうか、本当にこの人、馬鹿・・・?


「知りません。ほっといてください。

 それに・・・・・・馬鹿を相手にしたくありません。」


なるべく丁寧に。

だけど、本心も少し入った。

・・・まぁ、当たり前か。





そして、向こうの反応も変わった。

こんなお子様に馬鹿呼ばわれされたんだもの。こういうひとはキレても可笑しくない。


「黙って聞いてりゃぁ・・・餓鬼のくせに生意気な口、叩きやがって・・・。

 さっさとその指輪を、渡せって言ってんだよっ!!」


言うが早いが、不良は小型ナイフを懐から取り出し、両手で構え、

私に向かって真っ直ぐ突進してきた。


「っ・・・」


危機一髪。

顔ギリギリで避けたから、頬を少しきられてしまったケド・・・。


避けた後、少しよろけてしまった私は、その場にしゃがみこんでしまった。

何だか、とてつもなく体が重たかった。

それをみて、男は即座に向きを変更。

また、突進してきた。





(避けられない・・・・・・!)





鉄の刃が、私に向かって飛んできた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ