第5話 ことがはじまる少し前
今回は中途半端な文字数になってしまいました。暇な時にでもお読みくださいませ。
少女は目覚めた後、すぐに作業場へと向かった
。件の場所以外の構造はほぼ把握できたが、やは
り立ち入り禁止だった件の場所は、まだどのよう
な場所かわからなかった。そこで、できるだけ早
く行くことで、構造の把握をし、適切な計画を練
ろうと考え、作業場に行ったのだが、少女は忘れ
ていた。実はこの作業場は、危険だが重要な物
生産する場所となっている。そのため、毎日誰か
が泊まり込みで侵入者がいないかどうかを見張る
のだ。勿論、ここに勤めている少女は侵入者扱い
こそされないだろうが、それでも開始時間前にあ
まりにも早く来すぎたら、疑問に思われてしまう
。仕方なく、肩を落としながら、少女は自分の独
房に戻って行った。
独房に戻り、可能な限りの暇潰しと何でも早と
ちりしてしまう癖を反省していると、あっという
間に時間は過ぎ去った。作業開始時間が近くな
り、ようやく作業場に入れることになった時、そ
れは起きた。いや、起きてしまった。
お読みいただきありがとうございました。物語が進むまで後少しです。よろしければ感想をお願いします。