阿須鬼レオside
話が少し短い。
昔…俺には好きな人がいた。
とは言っても、今も好きなんだが。
俺と同い年の白い髪をした人形のように可愛くて綺麗な男の子だった。
彼との出会いは公園でだった。
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
それは公園の前を友達の家に行く為に、通った時だった。
?『う、…っ…ひっく…』
ん?誰か居るのかな?
?『うぇ…ひっく…』
誰か泣いてる??
気になったので、そっちに行ってみた。
そこには美少年が居た。
凄く綺麗で天使に見えた。
綺麗だなぁと思っていたら、天使と目が合った。
?『あ…ごめん…なさい…』
擦ったのか、目が赤い。
そう言って天使がそう言って立ち上がって帰ろうとしたので、僕はそれを引き止めた。
『名前…なんてゆうの?あ、僕はレオって言うんだ!』
?『あ…僕はみやびです…。』
『そうなんだ!じゃあ、みやって呼ぶね!あのさぁ、良かったら一緒に遊ぼ?』
そして、僕とみやは一緒に遊んだ。
友達には後で怒られたが、そんな事は気にならず、またみやと遊びたいと思った。
今思うと一目惚れだったんだろう。
そして僕とみやはそれからよく遊ぶようになった。
だけど、それにも終わりが来た。
僕が転校する事になったのだ。
み『嫌だよぉ〜、レオと…ひっく…離れたく…ないよぉ…ふぇぇぇぇん!』
『じゃあ、僕の代わりにこの耳飾りをあげるっ!だから僕の事、忘れないで??』
僕はみやに自分が持っていた耳飾りを一つ渡した。
み『絶対、忘れないからっ!』
♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡♡
それから、俺は高校でみやと再会した。
髪の色や顔を見て違うと思ったが、イヤリングを見て確信した。
そして、みやは俺に気付いてくれた。
胸がドキドキしていた。
あぁ、やっぱり俺はみやが好きなんだなと思った。