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楽園夜話  作者: 如月瑠宮
番外編
11/11

初めての恋人

 美しい彼女はあでやかに微笑んだ。それは何故か?




 ニュクスはあどけない少女だった頃、移動民族の娘らしく駆け回るのが好きだった。白い肌を真っ赤にして、母親に怒られた事だってある。だが、彼女はある日突然変わった。

 それは知ってしまったからだ。彼女自身が美しいと。周囲の反応を、声を見聞きしてしまったから。

 彼女は知ったのだ。「私は美しい」と。

 そして、嘆いた。何時までも、「少女」ではいられないのだと。

 そんな彼女は恋をした。初めての恋だった。相手は強くも優しい好青年だ。美しいニュクスとはお似合いだった。

 しかし、彼は戦士。彼の一生は短い物だったのである。


 彼が亡くなるまでの間にニュクスは初恋を楽しんだ。彼の死を知るその時まで、彼女は艶やかに微笑んでいた。

 恋をしていたから。

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