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Brumaire  作者: R・グレイ
幕開け
3/45

図書館 館長室にて

館長室の窓からフーシェ、シラー、ルーアンが走りながら図書館から出ていくのを見届けるアン。

「これで子供たちは全員出ましたファウスト先生」

館長は部屋の一番奥の椅子に座って

「行ったか、これで今日ここに戻ってくるのはフーシェとシラーぐらいだろうが、あの二人は夜までは帰ってこないだろう」

「はい、昨日ルーアンにチケットを渡したら案の定三人で行くとはしゃいでいたので」

 ファウストは無表情で

「あの船がこの港町に来るなどただの芝居をしに来たわけではあるまい、ご丁寧に招待状など送りつけおって・芝居

の題名は「ファウスト」ときたものだ、ワシへの宣戦布告だな」

「思ったより遅かったですね、もっと早く来てくれれば素直に逃げれたのに」

 アンは悲しげに船を眺めた。

「なに、ワシらがここでおとなしく待っていれば奴らもこの町には手を出さないだろう」

「直に来るでしょうね、死の科学者たちが・・・」


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