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トイワホー国における愛情

作者:上野鉄矢
天地という惑星にはトイワホーという『愛の国』がある。この小説の主人公は抜群の推理力を持つヤツデという心やさしい『愛の伝道師』という公務員である。
 ヤツデは親友のビャクブと共にシロガラシという翁とその孫娘であるチコリーに無茶苦茶な依頼を受け見事にその期待に応えて見せた。ヤツデとビャクブはクリーブランド・ホテルでシロガラシから自分たちの住むコニャック村へ招待される。その際はチコリーも遊びに来ることを約してくれた。
 ヤツデとビャクブはチコリーの従姉のユリから怪盗がコニャック村に出没していると聞くことになる。そればかりか、新聞の地方欄にコニャック村の住民に対する殺人予告が出されていた。
 ヤツデはその内にコニャック村に住むツバキという専業主婦が自殺したことを知る。だが、ヤツデはこの事件こそが予告殺人だと判断した。なお、ヤツデとビャクブはツバキとその息子のアスナロとはコニャック村にある公園で面識を持っていた。
 ヤツデはやがてビャクブから譲り受けていたハム次郎というぬいぐるみを怪盗に奪われてしまうことになる。
 ヤツデとビャクブはそんな混沌の中で協力して怪盗の正体と殺人犯の特定に勤しむことになる。二人はコニャック村の村民の全員と面識を持つことになり真相へと近づくことになる。
まず、被害者の旦那であるヨモギは妻のツバキと息子のアスナロを深く愛している人物だった。
 ツバキにはコニャック村にナズナという親友がいた。ナズナはツバキに悲報を聞き非常にショックを受けたと供述していた。ナズナにはヤマガキとモミジという夫と息子がいる。ヤマガキはしがない画家であり、モミジは頭脳明晰な男子高校生だった。
 ヨモギの弟であるソテツという人物もコニャック村で一人暮らしをしていた。そのソテツは同じくコニャック村の民だったモクレンという親友が自殺していたという悲しい過去を持っていた。
 アカネはヨモギの従妹にあたり、現在はヨモギとツバキたちの家に大学が近いからという理由で下宿させてもらっている身だった。
 ヤツデは信じる「白」と疑う「黒」のいわゆる『白と黒の推理』を駆使して全ての真相に辿りつくことはできるのか。
 トイワホー国に存在する『贈り物デー』や『温もりタッチ』といった様々な政策にも要注目である。
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