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インテリジェンスゴブリン  作者: イノマイ
一章 物語の始まり
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vs8人目

『軽い手合わせをお願いしたく存じます。』

 その言葉を発した後からとんでもない量のエネルギーが周囲のただでさえ張り詰めた空気を助長する。

 その後にいただいた、良いだろうの言葉。きっと意識はしていなかったのだろうがそれはとんでもない威圧感を放っていた。

 その言葉の後、些細な取り決めが行われて、実験番号cn《China》_ char《charity》_Asiaが開始の合図で一斉に動き出す方式になった。

 ある程度距離をとった位置に立つ。

「はじめ!」

 その言葉の聞こえる数瞬程度の後に、強烈な破裂音と共に、とんでもない速度で距離を詰め、それ以上に強烈に印象に残る速度の槍が迫る。

 しかしその程度ではシンどころか近接戦の私にすら及んではいない。大量のエネルギーを用いて無理矢理ミクロな実験(原子のアポート)マクロ(私の身体)に反映する。

 簡単に言ってしまえば空蝉の術である。

 身体のアポートの後、取り敢えず主な錬金魔術を加算置換で放つ。

 対処が難しい魔法だけでも判明すれば良いが……と思っていたら、急に暴力的な静寂が訪れて魔法が掻き消される。

 なるほど、大量にエネルギーを込められた槍で何度も切り付けることによって相殺したのか。

 ならば変換効率が最も良い風を発生させる。

 それと同時に(叡智を求めた強欲)が知る複合魔法の中で、最も速度に優れた魔法を放つための用意を始める。

 それほど難しい魔法では無い。

 ただし、本来()()()()()()()()()()それを放つには用意がいる。

 その間にもう一つの人格に処理を任せたのか明らかに八人目様にとってのオーバータスクとしか思えない量を処理して向かってくる。

 まだ間に合わない。

 ならばと、この手は余り使いたくなかったが事前に技名を宣言する事で相手に同じ技に対処できないバカだと言う。つまりバカにする。

 なら相手に強く印象に残るような技を。

「メアリー」

 その言葉の後に発動した技は世界そのものと(あぶく)の様に神経を繋ぎ、自身の身体に強い粘性を持った泡が現れる。

 その直後に訪れた自身の動体視力と反応速度では回避できなかった槍での薙ぎ払いを、軽々と避け、取り敢えず叡学(えいがく)と経験によって一番出しやすい水による打撃で攻撃する。

 それは流石に回避できなかった様で、着ている野生的な服を濡らして身体に内出血程度のダメージを与えた様だった。

 しかしその程度ではおかしいと思考を回し、別人格がダメージを軽減したのだと思い至る。しかし八人目様に宿っている別人格には我らが七大神ですら容易な攻撃を通せないほどの力を持っている。さらにその理由に思い至り、自身の中だけで完結する感謝の念が現れた。

 しかし近接戦でダメージを与えたのに突撃を躊躇う様子がないことからそれもまた別人格の助言であると思い至りどの様な立場にいるのか戦闘中にも関わらず考えてしまう。

 考えている途中での攻撃が回避して致命傷を避けたとはいえ二の腕の肉が骨に対して水平に裂けた事で戦闘に引き戻されていく。

 そしてそのまま攻めてきた事を良いことに、最速の魔法を放つ。

光雷(こうらい)

 本来魔法として出力される様に設定されていない光と雷の魔法。光の速度をに威力の為に最も素早い殺傷物として雷を乗せた、七大神様方以上の方々でも無ければこれ以上の速度は放てない。

 そんな魔法にまんまと当たった八人目様は右足を痺れさせたように硬直させた。

 これで勝負ありかと思ったが八人目様が自身の足を切り落としたことでまだ戦闘を続ける気だと思い知る。

「しかしそこまでして――」

 その後の光景を見て、その言葉の先を引っ込めるしかなくなった。

 なんと切れた足が即座に生えてきたのである。

上昇(レイズ)ですか。」

 思いがけず、そんな言葉をこぼしてしまうのも無理はなかった。

 更に八人目様から言葉が発せられる。

「取り敢えずここらで終わりにしないか?」

 これは願ってもない申し出だ。正直前衛vs後衛では技術以前の相性である。これでは諦めても()()()()()()。しかし、その言葉は諦めと共に私の人生のプライドに傷をつける行為だ。レイズ様にとっての信認、実験番号cn《China》_ char《charity》_Asiaにとっての再会、そして私が最も尊敬する狼にとっての追走である。

事尽天待(じじんてんじ)、人事を尽くして天命を待つ。私の目的はゴブリンを守護することにある。自身の弱さを自覚して努力(人事)を尽くし、あとは能力の戴冠(天命)を待つ。

「私には、人事を尽くす義務が有ります。貴方に勝とう負けようの勝負は挑まない。しかし戦いを()()()ことは私の尺においての人事とゴブリンの名誉にかけて、私自身が許さない。」

 自身の本来の目的を言葉に出して咀嚼する。

「続けましょう。私は私の人事とゴブリンの為に、貴方は貴方の目的の為に。」

 その言葉と共に世界に繋がれた(あぶく)は自身の体を占領して白熊の毛のような色をしたスライム状の物が体を覆い尽くす。それを用いて筋繊維も反応速度も全てを全盛期の状態にしていく。

 その姿と言葉を見ながら、八人目様は自身の欲を刺激してくれるものを見つけたとでも言うように、

「いいね。」

 今までと違う口調に、精神干渉の気配を感じたが、そんな事はもうどうでも良い。

 私は、知識。管理装置の中で記録と知識、動かない知恵を蓄える者。

「ゼブラ童話、収集機(逆行を蓄える物)

 この世界はほぼ全てに作用・反作用の法則が働いている。それは創世神のただ一人しか現状知らない莫大なエネルギーで強制的に時間を数倍、数十倍の速度で動かしている。

 強引にTの軸(時間)を動かした結果、それを吸収すること機構を作らなければ常に何処かで時空間の停止や逆行が起こるようになってしまう。

 では、その反作用の時間エネルギーはどこに貯められるのか。

 答えは単純。収集機にエネルギー回収機構を付けた。そしてそのエネルギーが溜まった状態であれば人一人の年齢程度なら容易に逆行出来る反作用エネルギーが生み出される。

 最も、それでは計画に支障が出てしまう為、停止を起こす程度にとどめてやる。

「Code ru(russia)_ gr(greed)_Asiaより管理クラス4相当の申請。」

 結果は、許可だった。許可を起こしているのはAIがこちらの思考を鑑みて、世界に危害を加えるかどうかだ。つまりこの許可は100%成功することが確定している。

「以下この操作を停止と命名。」

 この起句はもしもの時の為、簡略化して刻んでおいた物だ。

 対する八人目様は、わかるだけで上昇による体組織の強化と……シン様の狸至流の用意を施している。

「始めましょうか?」

「こういう時はなんでいうんだったか……まぁいい。手足の1・2本分の覚悟は決めてやる。」

事前に技名を宣言する事で相手に同じ技に対処できないバカだと言う。つまりバカにする。ただの煽り行為ですね。屈伸するのと同じこと。主人公sは無意識でやってる。シンは単純に舐めプしてたら癖になって言わないと発動出来なくなった。

錬金魔法=4属性の魔法(単純型)

加算置換=複合型魔法

 逆行の反作用エネルギーはエネルギーの性質の関係で全て逆にエネルギーを放出してしまう為使用が難しく、さらに全て反作用になるならともかく時間のみを逆行させる為、ニーズが死んだペットを生き返らせる。⚪︎歳に戻る。程度では全世界約80億人の観測時間の毎秒約八十億秒もの膨大な時間を処理できなかった為、作中世界において停止災害、逆行災害という災害が発生し続けています。なお収集機のエネルギーコレクターはそこまで低性能では無い為、時間にして八十億毎秒を約15年程度貯蔵することができます。、逆行災害から脳を保護する為に、記憶を失わせない為の処置として5年分の反作用時間で脳を停止状態に止める事で急に10年の時間が逆行して作り上げた物が全て無駄になる、任意でやる分には利益がデカそうな災害。世界の15年を消化する為に世界の7分の1が膨大な時間を巻き戻っている

 本来簡略化してない場合憲法改正案クラスの時間がかかる為、システムAIとくっちゃべるだけで許可は大分簡略化した方です。

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