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インテリジェンスゴブリン  作者: イノマイ
一章 物語の始まり
36/49

全部

主人公が多分初めて色々なことを齧ってる設定にした瞬間

 常にお話の中で設定を生やしてるからこんなことに……

 道中、奇妙な男と出会った。

 形は人間なのに、魔物独特の魔力が体全体を回っている不思議な男だった。

 もしもの時のために臨戦態勢をとる。

 結果としては正解だった。

 迫っている拳を受け止め、その異様な姿を目認する。

 魔物なのに、人間の形を取り、拳一つでこちらに向かってくる。

 魔物は言葉を発して、激昂した様に、

「おまえぇぇぇ、第三陣営の神に下ったか!しねぇ!クソ野郎がぁぁ!」

 こいつは熱を持っているらしい。しかし言っていることは理解できない。だから純粋に、こう言葉を返した。

「すまんな。何を言っているのか理解が出来ない。」

 しかしこうなることは想定出来たかもしれない。

「そうか、庇護の恩すら理解せず、十四の神からすら外れ、この世界を理解していないと見える。なら、その足りない頭ごと、潰してやる!」

 槍を出す。

 もしかすれば、初めて使ったかも知れない突きを放つ。

 その攻撃は敵の上から下への拳の振り下げで沈んでしまう。

 魔学(岩の魔法)で回避を強要して、武器を回収する。

 しかし敵は一級品らしい。回避しながらの攻撃を当たり前の様に行う。

 攻撃を喰らってしまう。

 残ったのは打撲跡だった。

 上昇と回復を使って、ダメージを回復する。それ自体はノーモーションな為、敵を袈裟斬りにする様に振るう。

 しかし回避したらしく、薄い傷しか残らない。

「チッ、無駄に力を持ったか!良いだろう、狸の領地に入るから温存しておきたかったが。」

 どうやら本気を出すらしい。

変異(ミューテーション)

 その言葉の後、敵は体がイカれていく、筋骨隆々のthe格闘家の様な姿は縮んで軍服を着たスッキリとしたイケメンになる。

「おいおい、どういう事だよ!」

 思わず悪態をつく。

<変異(ミューテーション)簡単に言うと人格とステータスを参照して本当の世界に添った姿に変異させる。>

 利点は?

<体を動かす時に魔力(エネルギー)を消費しなくなる。魔物は声、運動体温全てに魔力を使用してる。>

 本気を出すための前段階か……。

疾風(スウィフト ウインド)

 その言葉を唱えた瞬間、演算強化を使用しないと受けられない速度での攻撃が飛んでくる。

水流(ウォーターフロウ)

 近接戦では棍棒以下の槍を捨てて対応する。

 脇腹、鳩尾、肩、先ほどと比べて2倍以上に早くなった動きに対応する。

 しかし破壊力が上がった攻撃に防御が崩されてしまう。

「強d」

 決まろうとしていた時だった。

「止めてください」

 先ほど発見した魔物特有の魔力を持った男が現れた。

 その男はこちらを見て、

「あなたは敵対する気はありますか?」

 と、尋ねる。

「あると思うか?こちらは異質な気配を感じたから臨戦態勢を取っただけだ。」

 すると敵の方を見て、

「貴方はなぜ?」

 と問う。

「第三陣営とはプラネットタイプ全てにおいて上位存在を元にしたものだ。それは世界に危険をもたらす。だからこそ二大神が禁止した、不敬行為であると。」

 なるほど、偉い奴が言ってたから素直に従うと……犬みたいだな、軍服だし。

 まず訳知りっぽいシュユが怒ってはいるが攻撃しないところを見るにマトモに守られてないな。

<私たちはぜーんぶ終わらせにきた。それか死ぬかしか残されていない。>

 他人にも聞こえる声でスミレが言う。

 既に軍服ではなくなった敵…熊人が言う。

「ふん、良いだろうどうせお前はこの先狸を除いてすら有象無象の管理装置と統括装置が襲うだろうからな。」

 スミレさん管理装置、統括装置って?

<生き物を管理するための装置。>

 訳知りすら管理してるのか…こっちにとって碌なものでは無さそうだな。

 俺の答えはいつの間にか一つに減っていたらしい。

「それしか生き残る道はない。」

 それを聴くと納得した様に、狸の里まで歩いて行った。

 それにしても……

 取り敢えずその場に座りスミレの話を聞く。

 何で選択肢が一つしかないんだ?

<フタツアルヨ〜>

 死っていう答え?

<……>

 沈黙は肯定だぞ、今回の場合

<正直、どこに行っても君の目的(大往生)は達成できない。人間になっても、魔物になっても。>

 その心は。

<どうせ最後には最高権力神が世界を無かったことにする。それか、君はもう一人と戦って支えきれなくなった重みに耐えられず自害する。>

 じゃあ、第三陣営は?

<少なくとも、それに相応しい権限を得て、カスミに会えて君の幸せの時間が一番大きくなる。>

 結局どっちも死ぬのか。

<厳密には君に死という終わりは来ることはない。>

 どうせ最後はろくでもないと……

<最終的な責任は私に全て帰結する。殺してみる?>

 いや、どうせろくでもないのに更にろくでもなくしてどうする。

<そう。>









 あーあ、懸念事項が全部なくなってしまった。

 『死ぬならせめて人間として……』『僕のお別れの教科書は……』人間としても、カスミともスミレともタツヒトとも教科書にある様なお別れは迎えられない。

 涙が出てくる。

 最悪だ、懸念事項も憧れも、きっと全てにおいて


まともに叶えられることはないんだろうなぁ


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