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インテリジェンスゴブリン  作者: イノマイ
一章 物語の始まり
33/49

キツネ

人との繋がりが、人を変える。


 そんなスタンスでやってます。

 達人と出会ったあと。

「狐かぁ」

<狐だねぇ>

 正直、会いたく無いんだよなぁ。

<一気に距離詰める技あるとはいえ、距離保たれると……ねぇ>

 そうなんだよなぁ。

 もう見つかったんだけど。

 魔学、発動。

 岩を出して、自分は風の魔法で一気に距離を詰める。

「先に見つかってしまっていましたか。私は未熟者だと実感しますね。」

 瞬時に同質量の岩をぶつけて、空を切る刃で攻撃を止めながらそんなことを言う狐。

「そんな事を言いながらやる事ではないな。」

「そうですかね。」

 少し笑ってそんな事を言う狐。

「これでも役割流皆伝ですから。」

 分からん。

「すごいのか?」

「狐の里に数えて歩けるくらいしかいませんね。」

 スミレ狐の里は?

<日本より多い位。>

 それで数える事ができる。強いな。

「しかしこうしてしまうと開戦方に困りますね。野生式で大丈夫でしょうか。」

 首肯する。

「では」

 双方もう話していた所にはいなかった。

 憧憬と上昇を発動する。

 移動しているのに、カラスとは威力、速度、全てが違う空を切る攻撃が飛ぶ。

 槍で切り伏せる。

 全力で走り、狐に肉薄する。

「こんにちは。」

 そう声をかけて、胴体を切りにかかる。

「メイジが硬いわけないから」

 また笑って今度はこう告げる。

「役割流に近づくのは、バカのやることだけどねぇ!」

 その言葉と同時に、大量の魔法が襲いかかる。

 熱暴風、巨岩礫、炎刃、あられ風。

「混ざりすぎてるな。」

 あまりにキツくてそう負け惜しみを吐く。

 上昇で速度を強化してその魔法たちの来る方向を一方向に絞り、並列詠唱を使う。

 土の魔法(土の魔法)地面を隆起させて(地面を隆起させて)壁を作る。(壁を作る。)

 二重で作った。更に、上昇で壁の耐久力を上げる。

 追尾式のせいで避けたら当たる。

 一枚目が壊れた。

 二枚目が壊れた。

 もう守れる物がない。対物性能が高くないあられ風が残っていたようだ。

 槍であられ風に対処する。

 しかし、一方向とはいえ達人より弾幕の密度が高いため、上昇を使ったとしても対処が出来ない。

 多少のダメージを覚悟してもう一度突っ込む。

 眼球はスミレが守る。

 先程、傷をつけた胴体にまた攻撃を仕掛ける。

 今回は肉をしっかりとえぐる感触がする。腹を半ばまで。

 血がどくどくと吹き出している。

「見事です。ここまでやられてはもう瞬間戦闘すら難しいでしょう。」

 狐はそんなことを言う。

「だろう。そもそも瞬間戦闘で負けたんだがな。」

「ふふっ、あなたは私を糧にする義務がある。」

「狸みたいなことを言うんだな。同じ考え方をしてるのか?」

「そんなことはない。あれは種族で武人肌だ。」

 狐が続ける。

「ふふっ、私が狸と同じことを言うとは……変わるものですね」

 そんなことを言う狐に、俺は、

「俺はずっと同じ答えを返してるよ」

 槍を首に当てがい、そう答えた。

 言うことは無いようだ。

「狸は美味かったんですか?おいしかったですか?」

「他を考えるか。……ふふっ両方だよ。」

 笑顔だった。

「…………。」

 スミレ、この人の食べ方を教えてくれ。


「美味い」

 

 さて、次をさがしに行こう。

 そこにあったのは里……というより城だった城下町じゃ無い、周りに家があるわけでもなく、外から水堀、空堀、石塀で囲まれた、超特大の城。

「何あれ……」

 城化都市(じょうかとし)、としか言うしかない。

<家っていう個人より長屋っていう家族より(おおやけ)自体をプライベートと繋げることで繋がりを強めて防衛力と子育てを共有して生き抜いているんだよ。>

 ああ、狐でも弱い世界なのか。

 そんなことを考えながら近づいていく。

「何の用だ。」

 門番からそんな質問が飛んでくる。

 何もなくね?

<観光でーす。>

 久々にスミレの周りに聞こえる奴聞いたわ。

 それを聞いて、門番は、

「了解した。入れ。」

 それで通してくれるんだ。

<嘘発見器があるんだよ。>

 ちなみにスミレさんは?

<逆に聞くけど効くと思う?>

 あ、はい。効かないんですね。

 堀に渡橋がかかり、門が開く。

「ようこそ、狐の里へ。」

 城門が最後に空いて、俺を迎え入れる。

「あっ、靴は脱いでくださいね」

 靴を脱ごうとしたが、靴を履いていないのを思い出した。

「靴が無い方はこちらへ」

「ありがとう」

 そちらを見ると、足湯があった。湯ではないが。

 そこに足を入れると張り紙が貼ってあるのを見つける。

 こっちセルフなんでぇ〜風で水流作って自分で洗いな。もし洗え無いのなら、どーせ接待してもらった狐いるから自分で頼め。あぁそれと濡れた足は乾かして上がれよ。

 ってかいてあった。意訳なり間違いなり有ると思うが、大体こんな意味だ。

 自分で水流を作り、洗ってから上がって、風で乾かす。

 そうして入ることを許されて城の中に入ってみると。

 とても賑やかな狐の話し声がお出迎えした。

「おうっ」

 そんな声が出る。

「あ〜わかります。とても疎外感感を感じますよね。」

 まさに抱いた感想はそれだった。

「だれっ!」

 思わずそんな声がでた。こんな人はお出迎えの接待さんにもいなかった。

「初めまして、私は、シュユと申します。」

 ……人じゃなかった。何というか本物の狐だった。人間型の狐じゃない。四足歩行の狐だった。

 シュユ?須臾?どちらにしろ日本名っぽい名前だな。

「お前は何で、四足歩行してるんだ?」

 ポケモン……役割論理……バトンエース運用してて壊滅したのを思い出す。


 狐に関しては横のつながりをつくって連携力とかを高めてる感じです。


 今回は笑い方が変わりましたね。

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