同
プロローグ終わったから一章、多分投稿頻度遅くなる。
「こんにちは。」
嬉しそうに話すクズたちがいる。
「やぁ、8人目は順調かい?」
話しているだけで気持ち悪い。
しかし、私とこいつらの関係は業務提携事業者。
話さない訳にも行かない。
「順調だよ、第三陣営に入ったけど。」
そこで一気にざわめきが起こる。7人でざわめいたところで……というやつだが。
「何故進ませたんだ?君は8人目の中に入っていたはずだ。」
こいつらのこういう行動一つ一つが仲良しこよししたくない原因なのだが。
「彼がそれを選んだ、理由いる?」
「ああ、いるとも。そもそも君の役割はこちらに手を出さない代わりにこちらに協力する。というものだったはずだが?」
「8人目を転生させて、忍耐を行動不能にする……それだけで役割は果たしたと思ったんだけど。」
「世界の終焉に、その程度の働きで相殺か」
「別に、この世界が滅んだところで第二世界計画に支障はない…でしょ?」
「ふむ、そうだな。」
こいつらのこういう所が嫌いなんだ。
「問題はどの第三陣営か…だ。」
「かれはプラネットタイプテセウスの人間だ。」
「それかぁ……」
「一番めんどくさい陣営じゃねぇか」
「せめてメアリーじゃ駄目か?」
「なんで今更?しかもメアリーってただ自分の世界が変わる発見に喜ぶだけのただの知りたがりじゃん」
「つまり8人目はお嬢に近づいていく訳だろ?」
「倫理と原理、思考は彼のものだよ」
「まあいいお前は8人目を見張るだけなんだから」
「バイバイ」
瞬間移動は楽で良い。
そう考えながら移動していたときだった。
おっと、これは……
〜マコト〜
初めて、同郷に会った。
その同郷は狂っていた。
臨戦体制に移る。
「こんにちは、僕の声聞こえてる?」
帰って来ない。対話の意思が無いのか、聞こえていないのか。
相手方が一気に距離を詰める。
得物は太刀だった。
自分の槍で受け止める。
それだけやったらすぐに離れてしまう。
威力が感じられない。
だからといってその分静かな破壊力があるわけでも無い。
空を切る刃を放つ。同郷は殺したく無い。横腹を切る。
そんな痛みは関係ないらしい。また一気に距離を詰める。
槍で防ぐ。
今度はその状態から反撃に移る。
横薙ぎに動かす。
「は!?」
いつのまにかというか薙が半ばで止まる。
スミレ!
<数を当てた。>
具体的には?
<20以上。>
なるほど……強いな。
パニックを使い動きを狂わせる。
使った瞬間、後ろに下がっていく。
何かに気づいたような顔をして奴は言う
「ありがとう、正気に戻れた。」
「それならよかった。もうやめようか。」
「いや続けよう。吹っ切れたいんだ。」
「なにがあったんだ?」
「……親を殺した。」
「……聞かないよ。」
切ないような仇討ちをしたような顔をしながら言われては、何も言えない。
「花雲流として勝負を挑む。」
そんな言葉を聞いて、思わずワクワクするような興奮が蘇る。
強者に挑む、同郷仮説が確定する。知りたいことが増える。
ワクワクが込み上げるように笑って、
「受けて立つ。」
太刀で注意するのは初撃、威力と速度を修練によってあげることができる。
期待した初撃は……期待を裏切って心を踊らせてくれる。
鞘の向きから攻撃を予測することでしか回避することが出来ない……まさに見えない斬撃というものだった。
上昇で目一杯強化した槍で合わせることによって防ぐ。
さらに上昇で筋力を強化して、やつに目一杯の攻撃を振り抜く。
また止まる。
ワクワクするこれはとんでもない事だ。
威力を数で補う。言うだけなら簡単だ……こいつは俺の攻撃に完全に方向を合わせてふって、ぶつけ続けることで攻撃を止めている。
「花雲流、凪」
目一杯距離を取る。
おいおい、おいおいおい
こいつは、凪の意味を知らないらしい。笑えてくる。こんな…凪とは風が吹かず音も風も何も無いことを刺す言葉だ。
コイツは、一定の範囲を常に暴力的に切り続けている。
上昇、動体視力。
突っ込む。
ははっ多すぎ…
上昇、筋力。
斬りかかる全てを斬り伏せる。
奴に肉薄して初めて初断ちを入れる。
「「ははっ」」
二人して笑う。
「次を耐え切ったら終わりにしよう。」
「良いな、やってやる」
「花雲流、悪鬼羅刹」
やはりコイツは意味を知らないらしい。悪鬼羅刹はあらゆる恐ろしい物という意味だ。
先程のほうが余程悪鬼羅刹に適している。
これは静か過ぎる。
太刀が抜ける。そして……
上昇、筋力!
限界なんて気にしてたら負ける。断ち切れ。そうしないとこちらが切られる。
槍と太刀がかち合う。
スミレ、寄越せ!
空を切れ!
拮抗。
…
「「ははっ」」
「「ははははははははははははははははは」」
笑いが止まらない。こんなに戦闘を楽しいと思ったことはない。
そんなことを考えながら、俺はそいつに言う。
「おいおい、悪鬼羅刹がたった一体なんてふざけてるのかよ」
「バカが、それがイカしてんだろうが。そんなことよりあの魔法どういう理屈だ?詠唱しないなんて」
「ライバルといって差し支えないやつに教えるわけないだろ。」
「それもそうだ。」
最高に楽しい戦闘だった。
認めた証替わりだ
「名前は?」
「花雲 達人」
「そうか、覚えいてやる、またやろうじゃ無いか」
「おい、名乗らせたんだ分かるよな?」
「―― ―」
どういうことだ……言葉が出ない。この気分は落ち込ませて良いものじゃ無い……なら
「酊酩 応憧」
スキルの名前を切り貼りしただけだが、喋れないよりかは良いだろう。
「覚えておこう。」
しかし狸を狩っていただけでこんな奴と出逢えるとは世界とは良いものだ。
ひでぇよぉ。可哀想だよぉ。こんなんNTRだよぉ。スミレさんそういうキャラにしたの俺だけど。




