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インテリジェンスゴブリン  作者: イノマイ
プロローグ
30/49

肉の感想

あと一話、あと一話で全部が終わる。

 あれからずっと考えていた。

 やっぱり倒すなら狸だよな

<それで良いんじゃ無い?>

 だいぶ適当になったな。

<君がそれに進化してくれてだいぶ楽になったからね。>

 どういうこと?

<私が君のお目付け役から解放されたの>

 俺に後ろ盾みたいなのがあったのか

<本当は君を魔物に進化させなきゃだったんだけど……君が魔族にも人間にも喧嘩売るような進化選択したからいろいろ解放されたんだよ>

 え?喧嘩売ってるの?

<それに進化するって事は、三つめの種族を作るって言ってるような物だし、その進化先にあるのは彼らの尊敬する神そのものだからね。>

 つまり?

<これからは、もう隠しても無駄だからいうけど君が全部を捨てて逃げ出した奴ら……後ろ盾入れて計14名(+1)が全員敵にまわります。>

 うわっ、思ってた以上に状況ってヤバいんだな。

 てことは早く進化しないといけないわけで、なんか良いのいない?

 <一番早いのは他領に侵入すること。確実なのはたぬきつねを狩ること。>

 他領に侵入ってそこの知的生物全部牙を剥くって事じゃん。やっぱたぬきつね狩るしか無いのか。

<ちなみに、人間って知ってる?君のステータス人間を元に二割くらいステータス上げた奴だから知ってて問題無いと思うよ?>

 人外ならまだしも生前の同族殺せるほど俺の精神は野生に染まっちゃいないよ。君が勧めるんだから経験値良いのは分かるけど。

<いけず〜。>

 止めろ鳥肌が立つ。

<ひどっ、まあ良いや完成したよ。強いと全体的に耐性が高いから肉には不適切だね多分噛み切り辛くて美味しく無いと思う。>

 おお、了解。

 そう言われて異様に形の整った皿に目を落とす。

 途中から見た目変わらなくなって何してるのか疑問だったが、中を焼いてたらしい。

 取り敢えず見た目は一丁前に鶏肉の形をしているフクロウの理解する気が起きない肉をいただく。

 十分に咀嚼してから嚥下する。

 Q.とても繊維張っていてしかも力を十全にふるうために鍛えられた筋肉には靱性があってとても硬い。

 つまり筋張っていて硬い肉は美味いと思うか?

<A.どんなにその肉が美味かろうと口の中に後味が残るパサパサ具合が食う気を減退させる。>

 正解。味は悪く無い。ただただ硬い。なんというか柔らかくて美味しい肉に火を入れて駄目にした様な……ただ、今回火加減に問題はない。肉自体の硬さに問題がある。

<で?どうするの?>

 やるなら狸からだな。魔法使いは喉を潰せば良いがそんだけ近づいて攻撃するなら防御力の薄い魔法使いだ心臓を刺せば良い。だが狸は違う。素で肉体が強いから心臓以上のウィークポイントが無い。デザートは後に取っておく派閥なんだ。

<まあ、普通の狸ならそれで良い。>

 さて、と思い出したように腰を上げる。

 今まで生存に必死で全く見えていなかった周りを見る。

 ある程度整備された里山、といった印象の密度が小さい森だ。いくつもの獣道が縦横無尽にめぐる野生の森でもある。

 相手にするのは俺と同等のフィジカルモンスター。

 ワクワクするわけでは無いがこの種族の更なる進化が出来るのは興奮する。

 やってやろう。

 2度と食べない

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