習得
すいません進学でいろいろ戸惑いまして、4月中にあと2話は投稿したかったんですが……。
練習する。魔法の発動の起句は簡単だ。単純型の魔法の場合は火、土、空気、水の言葉を魔力と出す意思を持って出せばいい。
ただ複合型の場合は難易度が高い。そこに事前に結びつけた言葉を唱えればいい。
結びつけること自体は簡単だ。
ただ、起句と結びつけた言葉は出す魔力の性質が変わってしまう。これが難易度が高い。激しい炎を出すなら熱&乾属性の起句の後に一瞬で酸素増幅の言葉(増幅&湿&熱)を唱える。というミスを取り除くゲームでサンプルが複数あってレーンでサンプルが別れているようなゲームと同じ様な物だ。どっちも前のサンプルが頭に残ってやりにくい。
取り敢えず原理は置いといて、数を練習する。
何度も、何度も……
今回は土と空気な為やり易いほうだ。
土の中に空気を入れて任意のタイミングで爆発を起こす。こうすることで土による怯みや、速度をあげてぶつけて威力を出したり、音によるショック効果まで付いてくる。これならいくらでも出せるし土、風単体の時より効果がいい。
うーん……これは考え方を変えるべきだろうか。
あれから数時間練習した。
と言っても数回、成功した程度だが。
例えばこれは乾&冷属性と熱&湿属性だ。真反対の属性であるためわかりやすい。
文字通り反転させればいいのだ乾&冷を。
しかしどうやって?反対にするなどと言っても変わらない。
魔法陣にそれと言ったものは無し。スキルもそんなのは無し。しょうがない聞くか。
スミレさん属性の変更のコツってある?
<簡単だよ。先に二つ作っておくんだ。>
それ出来るかと思ってやってみたんだけど、保持が出来ないんだ。
<え……?あ、そうか君スキルの効果知らなかったね。>
スキルの効果?
<『魔学』は魔法陣学と魔法学の統合で魔法陣学の方は魔法陣の記憶、魔法学は単純型に限るけど一つだけ魔法を保持できるんだ。>
ナニソレ……ボクシラナイ。
は!?つまりは数時間無駄にしたって事じゃん。
<うん……。ごめん説明したと思ってて。>
まあケアレスミスは誰にだってある。
そう。無駄な、練習に、数時間かけただけ!
<すいません……>
なぜ謝っているんだい?
まあいじりすぎもよく無い。説明しない元凶をなじるよりわかったことに目を向けた方が建設的だ。
方法を教えてくださいませんか?スミレ様
<攻める時はとことん攻めるね君……。まあ方法としては単純、まずは保持したい魔法を1回以上発動して、魔法学を発動させるのさ。本当は学の名がつくとおり研究する為のスキルとして三属性以上の魔法の理解をして規模の強化なんかに使うんだけど、可逆性があるんだ。>
なるほど、起こしたい魔法の属性を研究して魔力の属性付与なんかをしてくれるスキルでもあるが、直接属性を記憶させたわけか。
可逆性があるということは、もとは敵がどういう魔法を使っていたのかの研究に使われる予定のスキルだったのかもな。
まあそれだけならとても楽だ。
【魔学】!!
これで記憶出来たのだろうか。
これでどうしたらいいんだ?
<後は魔力を込めて魔学を発動させればふつうの魔法みたいに使えるよ。>
なるほど、では。
【魔学】
岩がでた。
これはすごい。属性の設定がなかった。しかも使用感は魔法と変わらない。
複合させて使ってみる。
見た目は普通の岩と変わらないこれを打ち出し空気を破裂させる。大きな破裂音が鳴り岩が四方八方に飛び散る。成功だ。数時間をかけたものが、理想とはちょっと違ったが……。よっしゃぁぁぁぁぁ!!!!
これで、後はまた接敵するだけだ。
さあハリネズミの肉を作ろう。
ちなみにスミレさんは主人公が自分に強い感情向けてるって字面だけで飯を何杯でもかっこめます。




