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インテリジェンスゴブリン  作者: イノマイ
プロローグ
14/49

生存

 前回のマシンガンという描写について、あれはハンドガンなどでは遅すぎるし、フルオート式の銃ではイメージと違うと思い、このような描写にさせて頂きました。「マシンガンはそんな連射遅くねぇよ」と考えた方には不快にさせて、間違ったイメージが広がる可能性のある描写にしてしまい申し訳ありませんでした。

 【生物の殺傷によるエネルギーの規定量以上の摂取を確認しました。】


<……。>


【レベルが上昇します。】


 なんだ?急に。ああ……レベルがあがったのか。ってことはこのカラスは殺したってことか。

 それは戦闘が終わったことを示していて、それを理解して、張っていた緊張が緩んでいくと……

 うわぁぁぁぁ、痛い痛い!!

 戦闘中に出ていたアドレナリンが止まったのか、空を切る攻撃によって手足や胸につけられた傷がめちゃくちゃに痛みだした。

 取り敢えず、【酩酊】!

 取り敢えず酩酊を発動させて、痺れる感覚と共に出てきた魔力を、

 【魔力操作】!

 魔力操作で、発生した魔力を身体中に広げて、麻酔の要領で痛みを抑える。

 よしおさまってきた。そしたら【集中回復】!

 集中回復を発動させて、身体中についたとんでもない量の傷を治していく。


 身体中についた傷を治し終わり、一息ついて今回の戦闘について考える。

 取り敢えず、言えることが一つ

 終わったな。

 ただ、戦闘を振り返って少し考えるだけで分かる非常に酷い戦いぶりだった。

 敵の攻撃を見切れない、完全な第三者(スミレ)の手を借りる、ダメージを与えたのははラストヒットのみ、と一瞬で言葉にするだけでこれだけの悪い点が見つかる。

 そして一番の失敗。戦闘前の無警戒さだ。

 ヤマアラシはともかく、ハリネズミと戦って完全に自信過剰になっていた。

 敵を警戒せず、無計画に突っ込んでいく。

 これは絶対にやっていけないことだ。

 スミレがいなかったら絶対に死んでいた。

 ホントにありがとうスミレさん


<…………!!。いやこんくらいならいつでも手を貸すよ。>


 そう言ってくれると心強い。優しい所もあるんだな。


<え〜。流石に酷いよ>


 俺を強制的にゴブリンに転生させた酷い奴のことばを聞き流し別の事を考える。

 実際に魔物を殺してレベルが上がることを確認できた。

 そしてもう一つ。

 俺はこの世界で死にかけたと言っても良いだろう。実際、スミレさんがいなかったらもう一つの腱を切られて、あそこで生きたまま食われていただろう。

 戦闘が終わりそう考えた時、俺はゾッとしてしまって、もっと生きたいと思わず思ってしまった。

 俺は、この世界を死んだ後の特別な時間であると考えて死んでも良いと考えていたが、考えを改める。

 俺はこの世界で、天寿を全うする。

 そう考えて、カラスを剥いで肉を取る。

 スミレさんに頼んで、石焼きにしてもらい、カラスの肉を食べる。

 そして、めちゃくちゃ不快だが土のうえで寝るのだった。

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