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インテリジェンスゴブリン  作者: イノマイ
プロローグ
13/49

戦闘

 俺の突進に気づいて罠から飛び立ち、ガァガァと威嚇を開始するカラス。

 コレはハリネズミと違い楽しい戦いが出来そうだ。


 罠から飛び立ち威嚇をしたカラスは、俺が逃げないことを理解して、威嚇を止める。そして威嚇と違う鳴き声が聞こえると、急に言葉通り空を切る風が俺の足を傷つける。

 ヤマアラシ戦で痛みに少し慣れたのか、余り痛みを感じない。

 コレが魔法か、とんでもないな現代日本で生まれた生粋の「魔法なんてファンタジー」脳としては、驚かされるばかりである。

 などと、益体(やくたい)にならないことを考えている間に槍で刺くことができる位置まで近づく。

 近づいたことに反応したのか、カラスの胴の下らへんから空気の揺らぎのような物が現れる。空気の揺らぎが現れてからすぐ、俺の身体が吹き飛んでいく。体制が崩れたが、なんとか着地する。


 空気を圧縮して指向性を持たせてぶっ放したのか、しかしコレでは攻撃出来ない、どうしようか。


<任せて、取り敢えずこっちからは怯ませることしかできない、攻撃はお願い。>


 おいおい、大丈夫なのか?


<大丈夫、ほら魔法陣に魔力流せたでしょ?>


 まだ不安なんだが、仕方ない任せた。

【規定条件の満了を確認、残魔を習得しました。】

 え……。

 「任せた」その言葉を言ってから何もしていないのに新しいスキルを獲得した。

 スミレがやったのか?考えている暇はない戦闘に戻らねば。


 そう考えカラスを見る。すると、効果的だと悟ったのか大量の空気の揺らぎが見える。更にさっきと同じ鳴き声が聞こえて、不可視の……空を切った攻撃だと分かる。

 そこから、カァァァと今まで一番威勢の良い鳴き声が聞こえると、揺らぎが続々と解放される。それに混じって、鳴き声とともに空を切る攻撃が飛んでくる。

 それにより、身体中が傷つく。手、足を集中的に、更にとれたらラッキーというように胸に攻撃を当てる。

 途中、揺らぎで倒されてしまいそこに的確に手足の腱を目掛けて空を切る攻撃が放たれる。

 よし、よかった。的が小さくて当たらないようだ。

 そう安心していた時、左足の腱が切られる。

 ぐっ……。

 幸い引き摺れば歩けるが、これ以上はまずい。

 おい、任せてじゃねえのか?


<ごめん、今出来た。>


 その言葉と共に、カラスとカラスの攻撃に気を取られて気付かなかったことにようやく気づいた。

 空中に浮かぶ魔力を感じ取れる者だけに分かる、()()()

 円の中に正五角形があり対角線に星型がある。星型一つと三角形五つ。三角形から小石が出てきて、それが真ん中の指向性エネルギー付与の陣によってものすごい速さで射出され、カラスに当たる。5個/秒。さながらマシンガンだ。

 ただし、これは長くは続かない。これをアイツを殺すまで発射したなら40秒は必要になる。俺の計算ではそれは魔力量数百万は必要なヤバい技だ。

 予想より長く持ち堪え、10秒間放ち続けた。


 カラスは怯んで地面に落ち、足を引き摺ってとどめを刺しにいく。

 その間も空を切る攻撃を放たれたが、倒れて狙いが定まらないのか明後日の方向に飛んでいく。

 近づくと流石に当たったが揺らぎ、空を切る攻撃と倒れる前も、後も大量に魔量を使ったのかもうそよ風程度にしか感じない。

 まだ死にたくないとばかりに威嚇の声を上げたが槍で首目掛けてとどめを刺して、結果として満身創痍でこの戦闘は終わった。

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