Let's 異世界
中学生その頃、俺は異世界転生ものが好きになった
た。
そして日に日にその思いは強くなり、転生するために、努力するようになった。
それはもう気持ちの悪いくらいに。
異世界に行くためオーバードーズしたり、わざと車道に飛び込んだりするくらいに、、、ドンッパーングシャここで俺の記憶は途切れた。
そしてついに憧れの異世界に行くことができた!
これは自殺した甲斐があった!
この世界に来て記憶がはっきりしてきた頃は多分3才言葉を理解できるようになったのもこの頃だ。
「オー稽古の時間だ外にこい」
何の稽古かというと剣の訓練だ。なろう系主人公と違って自分の力で強くなるこれが俺の今の目標そのためにも、「はーい親父今行く!」
「まずは、剣術の稽古とはいえ基本からだ最初は見よう見まね体しっかり盗めよ」
そう言うと親父は素振りをやり始めた。きれいな背筋で、肘をまっすぐ上げ振り下ろすときもまっすぐにふり下ろした肘は両方とも横に真っ直ぐ伸ばしきっていて伸ばしきった瞬間木刀のグリップをギュット絞り手首のスナップで剣を止めた。
これを一回ゆっくりとやって見せた後、ギリギリ目に追えるスピードで剣をふった。しかしぶれず崩れず50回ほどそれを続けたのち
「やってみろ、できなくてもいいできるまで教えてやる。だからまずは挑戦してみろ」
強くなるためだ死ぬ気でやるに決まってる
「わかったおやじ」そう言って俺は親父の真似をして剣をふりはじめた。