聖女と勇者(或いは若い騎士?)の四変化
まずは、もう少し塗りかさねます。
ほんの少しだけ陰影がついて、体型がわかりやすくなりましたね。
じつはこの時点でいくつも、あとで「まずかったなぁ」と思う箇所がありました。ここで気付ければ良かったのですが(泣)
ただの鉛筆線画から遊ぶだけでしたのに、もうそんな粗を見つけてしまう……。どんな貧乏性だよ、というツッコミとともにご覧いただけると幸いです。
以下、すべてスマホのデジタル作業につき、通し番号を振りました。
(完成図を含めて①〜⑤まであります)
* * *
①【塗り始め】
着色は人物からです。
私は肌色、髪、瞳、服、小物の順に塗ることが多いです。
並行して、B6サイズ画用紙の質感や線の粗さを最低限、ひたすら消してゆく作業……。拡大できるので、いらない線がどんどん出てきます。
お気付きですね(迫真)
ここで一つ目の、やっちまったなぁ。
『――そんなに細かく塗りたかったんなら、ラフからもっと精度上げようぜ』(吐血)
②【人物終了】
ここで、二つ目のおかしなところが発生しました。
聖女の顔が変わり過ぎ事件です。もはや别人レベル。
スマホで線を引き直すのは正直萎えます。となると、違う線を伸ばして余分な線を消すしかない……。
よって、彼女の顔はこんなにうっっっすくなりました。
※勇者の髪ももかなり散髪しています
『――そんn(略)』
問題は、二人の顔の線が違い過ぎることです。
予め体の描き込みがしっかりしていた勇者に比べ、聖女は全体的に取って付けたようですし。
ああ、こりゃどうしよう。
そうして、私は背景を諦めました。時間帯を夜、あるいは洞窟など暗い場所に想定したのです。抜き身の剣を地面に刺していますから、おそらくは戦闘のあと。聖女による魔法の明かりがほわほわと辺りに残っている状況設定にしました。
③【ノーマル塗り】
淡く黄色のベールをかけています。
この難局を、手塗り水彩っぽい雰囲気+デジタルっぽさで乗り切ろうとしました。
気分転換に、初めて「カリグラフ」を用いてサインを書いています。
……これは癖になる書き味……(下手さはさておき、文具好きの血が騒ぎました)※デジタルです
④【派手発色、タイトルあり】
③から一転、とにかく発色がクリアーになるよう調整しました。イメージとしては光球が散らばり、逆光や至近距離にあるそれで奥行きを演出できるように。
とはいえ、元々の線がアレなので厳密ではありません。
ぽやっとです。
そして早速カリグラフでタイトルを書いてみました。
…………それっぽくなれたかな? (どんなだ)
⑤【モノクロ】
スマホのフォト機能でモノクロにしました。
なんと。ラブコメ的な仮のタイトルがびっくりするほどヒューマンでシリアスな要素ありなんだな、と、思わせる勇者くんの苦悩。
絵としてはモノクロ写真みたいで好きです(*´人`*)
むしろ、光と影のバランスが確認できて超好きです←
以上、らくがきからのなんちゃって作画・四パターンでした。
〜また、何かに挑戦する?〜
▶はい
いいえ




