食事風景から学ぶ空間の奥行き
ファンタジー絵師なら誰もが憧れる食堂の光景。
これって、わいわいがやがやしていてとても惹かれるんですね……。じつは、食事風景そのものをあまり描いたことがなかったので、今回はそれに挑戦することにしました。
まずはラフを描いて。
左側から順に主線に置き換えていきます。
主線の出来上がり。
急ピッチで塗り完了。いつものB6画用紙で、使用したのはHBとB鉛筆のみです。
これを普段通りの感覚でスマホに取り込み、加工すると……?
??
なんだか全体的にぼやっとしています。
ただ描いただけというか、主題が掴みづらいというか。
せめて遠近感だけでも(ここで本来めざしていた“がやがや感”を諦めちゃうorz)
出せないかな……? と、以下の通り手直ししてから再撮影・再加工を施しました。
* * *
【手直し】
・手前の薄焼きパンの縁を薄くする。木のサラダボウルの質感を補正
・丸テーブルのラインを補正
・左の垂れ目男性を補正
・給仕の女の子のありえない位置にあった左足を消し、大皿の湯気を強調
・イラスト上部の光のラインにそって影をほんの少し濃くする。右の少年の手元も
心持ち、ですが。
【焦げ茶に加工】
線の色を若干変えることで、柔らかみを足してみました。これはこれで。
【濃いモノクロに加工】
線が潰れるのもお構いなしに遠近感を誇張してみました。個人的には、きらいじゃない……(変態の響き)※違う
もっとたくさんの給仕係さんたちが客席の間を飛び回って。
何なら無口で料理上手の店主おじさんや世話焼きのおかみさん、可愛いお幼女、気の良さそうな常連客でごった返す王道の空間は後日のコンセプトに取っておきたいと思います。(まちがいなく変態の響き)
そのときは、もっと大きな紙じゃないといけませんね!
食事風景、描くのは楽しかったです(*´▽`*)
〜また、何かに挑戦する?〜
▶はい
いいえ




