光源と人物(空間の把握)②
いつも背景を省いたり、描いた人物に適当な背景を当てはめるからこうなるんだな……と、ひしひしと感じた前話「光源と人物①」でした。
今日は、①の配置や光源を意識した人物の構図を考えています。
【ラフ1】
引きの絵の角度そのまま。第三者=作中で二人を目撃した人物目線、というイメージです。
ガラスの薬棚を描き足しました。お話では、この場面は誰もいない施療院の診察・施薬室に連れ込まれたという設定だからです。
必要な情報は入りましたが、物足りなく感じました。
【ラフ2】
動きを出してみました。ドンをする少年が主です。
薬棚の向きを変え、若干ですが角度を下からに変更。
ドラマチックな空気かもしれませんが、少女の顔が隠れてしまうことを差し引き、うむむと唸りました。
(そもそも、お話のシーンはそこまで情熱的なドンではない)
【ラフ3】
女の子の顔を描きたい欲求を満たしました。
すると、あら不思議。少年の睫毛すら見えない……。
女の子の表情はこれが一番しっくり来ました。
ドン→会話が進行して、少女の内面に動揺が生まれた瞬間です。
【ラフ4】
二人への力配分を半々にしました。イメージは真横・やや上から。
会話が進行する前なので、少年はお説教モードですし少女に動揺は見られません。
薬棚はこれから描き足すとして、平均点は一番取れているように感じました。
* * *
【仮決定】
ラフ4の画像をスマホで濃くしたものです。
昨夜はここで力尽きてしまったので、次回はこれに遠景で得られたイメージを加えて塗り込もうと思います。
……あ、でももし、「いやいや、1が」「3の仕上がりが気になる」などありましたら、感想らんに一言いただけると仮決定が覆るかもしれません。
そんなふうに、ご意見いただけると嬉しいです(小声)
〜つづく?〜
▶ はい
いいえ




