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手描き絵をひたすらスマホで加工してゆく雑記帳  作者: 汐の音
2022 前半

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★地味注意報・挿絵のリテイク&濃さの微調整(路地裏の緊迫シーン)

 個人的に、趣味で小説も書くようになった影響で、お話のイメージを絵に落とすことがあります。

 たとえばこんな風に。


挿絵(By みてみん)

(B6画用紙メモ/鉛筆数種類)


 じつは控えめな女装なんだ、とか、服のデザインは置いておいて、イラストとしては「アリかなぁ」でしたが、挿絵としては没にしました。何となくしっくり来なかったのです。


 実際にお話を書いてみると理由がわかったので、思い切ってリテイクすることにしました。

 描いた絵に、自分から消しゴムをかけるのです(これがけっこう勇気要るのです)


挿絵(By みてみん)


 ①背景を消す

 ②動きを表現していた髪を消す

 ③左手の指先を消す

 ④驚いている少女を描く

 ⑤④と同時進行で、布を被って半開きの木箱を描く

 ⑥右側の石壁を描く

 ⑦左側のレンガ壁を描く

 ⑧全体の明暗を練り消しなどで調整する



 行程はこんな感じでした。

 路地裏のアクションに繋がる場面だったので、これは情報を盛り込めたと思います。

(本当はもっと極端に細い路地なのですが、そこは絵としての描きやすさ・直しやすさを優先しました)※超小声


 以下、二通りの濃さを試しています。





【荒い/限界まで濃い】


挿絵(By みてみん)

 元々の鉛筆っぽさは無視して、とことん勢いや荒々しさ、場面の雰囲気を出せないか試しました。

 昼間でもかなりの薄暗さを想定しているので暗めです。

 ちょっと、画面奥に吸い込まれそうです。




【やや柔らかい/中間の濃さ】


挿絵(By みてみん)

 作者として表したい雰囲気と、絵を描いた人間としての欲求、先入観なく見たひとにとっての「見やすさ」(想像)をそこはかとなく追求してみました。

 うっすら、デジタル的な線のクリアー化や塗りのにじみ加工も施しています。


 やってることは真剣なんですが、一人遊びの延長ですし、ものすっっっごい微差です。地味です(*´∀`*)←

 ですが、たくさんの練習をさせてもらえました。




   *   *   *




 雑談なのですが、同寝室の次女も寝る前にお絵描きをする子で、ふと数年前のらくがき帳を眺めながら、このように呟いていました。


「わたし、前の絵のほうが技術的に下手なのに面白い」


 ……ずいぶんと語彙が大人びた小学生だなぁ、なんて思いつつ、うんうん頷きました。


 私も心当たりがあって、数年経って記憶が薄れ、まるで初見のような感覚で昔の絵を見ると、びっくりすることがあります。

 今のほうがもっとずっと、色んなものが描けるはずなのに。

 それは、込められたひたむきさや無心さに目を引かれるのか。それとも…………?



 無心に、見て心地よいものや「描きたい!」に従って描きたいなぁと思う今日このごろでした。(相変わらずふわっとした着地点)














 ~また、そういうのに挑戦する?~


 ▶はい

  いいえ


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― 新着の感想 ―
[一言] >「わたし、前の絵のほうが技術的に下手なのに面白い」 小説でも、昔の作品のほうが技術的に下手なのに面白いと感じることがあります( ˘ω˘ ) ですが、技術を上げるということも、長い目で見れば…
[良い点] ものすっごい勇気ある行動ですね∑(゜Д゜) 一度完成させた絵に消しゴムをかけるだなんて、そうそう出来ないことですよ! 最近は手描きをPCに取り込んでトリミング、あるいは背景や他の人物との…
[良い点] きのう連載を読んで、イラストは?と思ったんですが、自らリテイク出してたんですね。 レンガ壁に角度がついたら、ぐっと迫力が増しました。そしてミュゼルちゃんの胸がふわぽちゃ♪ [一言] 娘さん…
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