和装男子二名の自撮り風
手描き絵をスマホで撮った画像をweb上に載せるようになってから、二年ちょっとが経過しました。
そのスマホさんもとうとう二代目。
カメラ機能の進化は著しく、初代ではあれほど苦心したピントが勝手に合ってしまいます。
おまけに、何もかもが数値レベルで微調整できてしまう……!
例えばこちらのファンアート。
(百均、B6画用紙/マークシート用HB、4B、6B鉛筆)
〜猫じゃらしさま作『浄霊屋』〜https://ncode.syosetu.com/n8571fq/
主人公の健くんと、その友人大智くんの成人式後の一枚をイメージしています。
いやもう、向かって左の健くんは、ふだんはもっとぶっきらぼうで隙のないイケメン大学生なのに、このときは泣いていてですね。それをお構いなしにツーショット撮りする大智くんの強者ぶりにそそられるワンシーンでした。
作者さま、ありがとうございます……(拝み)
男子の袴って、昨今は随分と色々あるのですね。
ふつうの紋付袴どころか、健くんは紺。大智くんはベージュというお洒落さ。
はあぁ、男子の和服も進化してるぅぅぅとグーグルさんの画像一覧ではひとしきり堪能を……――って、そうではなく。
カメラ機能が細かすぎて、かえって以前のようなシンプルなモノトーンを再現するのが難しいのです。
あの、ちょっとクラシックな、印刷のような風合い。
それが少し寂しいと言えば贅沢なのでしょう……。
(写真風フレームがないのもかなり)←
でも、なんとか新機種も使いこなしたくて。
以下、二通りの加工を試みました。
* * *
【手描き感マシマシバージョン】
色調はあまりいじらず、線をはっきりさせたもの。
ざくざくっとした風合いです。
鉛筆の光沢でごまかされがちな、自分が引いた線の強弱や癖がわかるかなぁと(目的がドM)
【ナチュラルソフトバージョン】
柔らかさを追求しました。
初めて「ノイズ除去」なる機能を使って、あえて塗りの線をぼやかしています。代わりに主線をシャープに。
ほんのりピンクっぽい色調もあいまって、まさに原画どこいったな驚異の仕上がりになりました。
スマホさんありがとう。←
なお、作者さまには後者をお選びいただけました。
お受け取りいただけたのもすごく嬉しかったのですが、どんな雰囲気が好まれやすいか? という指針の一つでもあったのでとても参考になりました。
猫じゃらしさま、かさねて本当にありがとうございました!
〜また、続けて挑戦する?〜
▶はい
いいえ
この「にじみ」の風合いは、いま最もハマっている加工かもしれません。
次もあまり間を開けずに更新してしまうので、どうぞごゆるりと覗いていただけると幸いです(*´人`*)
※個人的な趣味や実験が爆走ですみません〜。




