大正。夕立のあと。庭を望む座敷で語らう恋人たち
最近、雨がひどいですよね。
ですが、急に晴れたりもして。
そんな日の夕暮れは辺り一面を染めて、息をのむほど綺麗だったりします。
光の色合いとしてはピンクとオレンジが混ざった、赤いグレープフルーツの色。(どんなだ)
早めに夕飯の支度が出来たときなどは、勝手口から外に出て、存分にそれを堪能できます。残照のうつくしさと空気のぬるさ、海からの風に仁王立ちでほっこりしてるエプロン姿の主婦がいたら、それは私です。それはさておき。
(主線+陰影にぼかしを入れているところ)
(余分な線を消しているところ)
きのう、ようやくこちらで載せられそうな絵が描けました。
題材を提供してくださったのは宮里蒔灯さま。作品は『夕立と猫と恋と』より。
https://ncode.syosetu.com/n3953ey/
大正時代の日本家屋を舞台とする一幕で、短編に込められたニュアンスを映像化するのはとても楽しかったです……ねこ。「ヨル」という名前の黒猫も登場するんですよ。
小っちゃくしか描けていませんが、手前の初々しい恋人たちに場をゆずって庭に遊びに行くなんて。とんだ仔猫ちゃんだと思いました。ファインプレー、ヨルちゃんんん! (すみません、叫んじゃって)
以下、いつものモノクロ調整と夕暮れ色の2パターンを載せてみました。
* * *
【いつものモノクロ・ナチュラル加工】
光源の関係で薄さのばらつきが……。
でも、光が差し込んでのぼかしエフェクト(効果)なのだと思えば。そのままにしました。
【オレンジフィルター・ビビッド・部分着色加工】
スマホさんのおかげで、夕映えに近づけたかな……。
なにげに、この雑記帳で背景を描き込んだものを加工するのは初めてでした。
薄目でご覧いただきますように……!!!!
梅雨明けからこちら、じわっと夏の気配です。こういう、季節や時間帯の空気もスマホさんに手伝ってもらえるのはありがたいなぁ……と、思いました。
──あ、前回意気込んでいた妖艶美女はどこへ!! (はっ)
~また、挑戦する?~
▶はい
いいえ




