風涼み(風鈴と簾のデジタル習作)
お絵描き夏合宿(ひだまりのねこ様主催企画)の、三週めのお題は「夏の風物詩」です。
一周めでビーチバレーの水着女子。
二週めで向日葵と蛍袋(ファンタジー設定)。
みっつめは何にしよう……と考えたとき、風鈴の音が聞きたいなぁと感じました。
ということで、こんなラフを。
(百均正方形無地ノート/鉛筆 を、スマホで色調変化させたもの)
窓辺で、ちょうどいい風にうちわをあおぐ必要もなくて。たぶん足元には蚊取り線香があるんですね。空は晴れているし、近くには渓流があるのかもしれません。
情景は子どものころをイメージしました。
夏休みの、とくに何もしなくていい時間。家でぼんやりと外の景色を眺めていられたのは贅沢でした。
そこにある光や音、風を無心に感じていられた時期へのなつかしさがあるのでしょう。
私の実家は田舎でした。
いまもそんなに離れてはいませんが、あのとき、あの季節でしか味わえなかった空気を絵に落とし込めたら……
もちろん、絵の人物は架空の少女です(笑)
今回は、趣味絵では初の試みがたくさんです。
まずはラフをもとに二枚の線画を作ります。
(女の子)
(増えた風鈴)
さっそく変わりましたね。
窓枠と朝顔はどこへ←
ええと、初の試みは風鈴と簾のデジタル作画です。
(マニュアルを見ないで描いているので、ほほーん、と流し見してくださいね)
以下、デジタル工程に入ります。
* * *
①カラーラフ
二枚の絵をそれぞれ、大きさを調整して合わせます。
ざっと簾っぽいものと、木々っぽいものを描きます。
場所は縁側と仮定しました(目逸らし)。
②下塗り
少しずつ、それぞれのもととなるベースの色を塗っていきます。
私にとっては、これがいちばん修行です。
アナログからの作成の場合、バケツ塗りでぽぽぽーんというわけにいかず。でも、必要な工程なので……
(眠気との戦い)
「WIP」は、英語の"Work in progress" の略。制作中という意味だそうです。※最近知りました……! すごいね! インターナショナr ( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
③シンプル塗り完成
基本的な情報を描き入れた状態です。
この時点で反省点がわんさかですが、それは次回以降に活かしましょう。
④アレンジ完成
心象風景として、じっさいにはない花びらエフェクトを散りばめました。
華やかさを急きょ必要としたのは、③で述べたこの絵の弱点をカバーしたかったためです。
・構図のバランスが悪い
・モチーフがとっちらかっている
・背景がのっぺりしているため、変化に乏しい
問題点はもっとあって……
けど、今回は当初の目的だった無機物ふたつの作画に挑戦できたのでヨシとします。
ご覧いただくかたに風と音をお届けできたらいいなぁの、精一杯でした!
〜また、何かに挑戦する?〜
▶はい
いいえ