自作短編を漫画のネームに直す難しさ
ひょっとして、鉛筆ならいけるんじゃないだろうか――恥ずかしながら、そう思っていた時期があります。
以前、一頁漫画企画をさせていただいたとき。
勢い余って二頁になったことがありました。
おそらく、それで希望を抱いてしまったのでしょうね。
『読み切り漫画のネームを描ける脳の回路を確立できれば、小説のプロット作りに生かせるかもしれない』
そんな希望を(*ノェノ)←
私は自作一覧に目を通しました。
そのなかに、連載ではあるものの馴染み深い和風ファンタジー(約8000字)があったので、これをネームにしてみようと思い至ったのです。
結果、惨敗でした……!!!
たったの3頁で力尽きたのです。(はやい)
①
②
③
あ、待って……! 待って。お叱りなら受けます。
ネームじゃないですよね、これ。
聞いてください。頑張ってはみたのです。
約8000字の内訳を逆再生するようにプロット化して、会話文のみを書き出したり。構成を変えたり……
でも、できるできないじゃなく、おそろしく命を削るんです。この作業……!!!
職業漫画家さんたちを改めて尊敬しました。
だって、凄まじく複雑な作業なんです。
ひとつの物語を、たとえ短編でも描き上げるということは。
じつは、冗談ではなくこの作業をしたあと、しばらく使い物にならなくなりました。脳の回線がオーバーヒートしたみたいになって、それ以上を突き詰められなくなったんです。やだ、くやしい……(泣)
漫画のお作法や技術取得への道のりの険しさもですが、いかにこれまで流れに任せた執筆だったのかもわかりました。
ハァ雰囲気……
もうぜんぶ雰囲気で書いてしまっている……!!!!
と、さんざん反省会を催す機会となりました。
でも。
それはそれとして、せっかくなので、これからも期限を定めず続きに挑戦したいです。
生きて生活する主婦なので、やっぱり日ごろ優先せざるを得ないことがたくさんあって。
それでも「ひとつの物語をネームに落とす」という作業は、きっと創作の糧になる気がしました。
今回は以下の通り、雄叫びを上げての了といたしますね。
――世の漫画家さんたちを尊慶します! 体だいじにして! いのちめちゃくちゃ削ってる!!!!!!
――コミカライズ作家さんたち! 原作を漫画にするってもはや特殊技能ですよ!!!!!!!(※超デカボイス)
ふう、ふう……
が、頑張ります!!←
〜また、気分転換に何かに挑戦する?〜
▶はい
いいえ