線は色を語れるか 〜空蝉とかぐや姫のイメージ〜
「らくがきしなきゃ寝られない……やってられない!」
そんなときはあると思うんです。
今日はそんな日でした(変わってしまった日付けを見ながら)
私の場合はそういうとき、高確率で横顔になるようです。もう、本当に何も考えずに描いてしまって。
①アナログ画をスマホで取り込み色調補正
無意識ってこわいですね。横顔を描いたら髪が長くなって、表情と半脱ぎの衣が源氏物語の空蝉を思わせました。
最初から空蝉を描きたかったなら、この目鼻立ちにならなかったはず。
そこは、たまたま今夜見た月がおそろしく綺麗だったことに影響を受けて……若干かぐや姫になったのかと。
空蝉は好きな女君なので、ヨシにしました(*´艸`*)←
以下、二通りのアレンジをしたのですが、どちらが好まれるかな……? と、雑記帳にまとめた次第です。
またしてもラフで失礼しま( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン!
②カラーラフ
かぐや姫に寄せたイメージです。
地上のどの男性の妻になることも良しとしなかった、月の姫。
彼女が月に帰っても、そこには地上で暮らした日々ほどの素朴さや、理不尽だったりする幸不幸はないのでは――
そう思ったり。
大きな月の逆光で、彼女の内なる葛藤やかなしみ、(あったとすれば)烈しさや怒りなどを描いてみたいなぁと思いました。
③やわらかなモノトーン
私の中での空蝉寄りです。
ほんのりセピアの影を滲ませたので、若干肌色みがあります。
中流貴族の娘として生まれ、弟を守るため。自身を慕って助けてくれたかなり年上の男に嫁いで。何の因果か源氏の君に見初められ、あやうく夏の衣一枚を抜け殻に逃げおおせた女性です。晩年は源氏の庇護下に置かれたひとですが、容姿は人並みでも所作や佇まいに奥ゆかしさがあり、魅力的だったと(以下略) ※早口のオタク
はーー、好き!!!!!(突然の咆哮)
ええと、無彩色にすることで、かえって儚さや諦めが感じられるというか。
空蝉自身の弱さと強さのようなものと、本人が意識しないほのかな色香を表現できたらと思いました。
現場からは以上です……!
〜また、何かに挑戦する?〜
▶はい
いいえ




