ちいさなラフを、大きな線画に
どうも。機械に頼るのめんどくさがり子です(言い方)。
今回はスマホ以外の機器に助けてもらいました。始まりはこちらの絵。
ラフですね……
ご依頼者様は復数の詩を提示され、そのどれかひとつに挿絵を、とのことでした。私の頭がポンコツなため、みっつに絞っていただいたかたちになります。
出典は詩集『愛あらば微笑まん』より。
大人っぽくてどきりとする、女性らしく深みのある詩がずらりと並んで圧巻です。作者は香月ようこ様。
三枚のラフは、みっつの詩それぞれの第一印象を描いたものです。幸いなことに人物描写の入れ替えはなく、ストレートで右下のものを採用してくださいました。「117. つながり」という詩です。https://ncode.syosetu.com/n5598fm/117/
そして――お気づきでしょうか。
ラフがちいさい(白目)。A5サイズの四分の一しかありません。
ふだんは自分で別紙に拡大模写をするのですが、経験上、このときは躊躇いました。少なくない消しゴムかけが必要そうだったからです。
できれば紙をむだに摩耗したくない。髪ひとすじの誤差も。何か……
そこで娘に言われました。
「コピーとったら?」
( ゜д゜)ハッ!
娘、神はあなたか……!!
いや、知ってはいたのです。でも、やったことはなくて。
だって、機械に頼るの超めんどく( ‘д‘⊂彡☆))Д´) パーン
以下、初めてのコピー機に重要な役割を託し、無事に納品ができました。その流れを記載しています。
* * *
①ラフを切り離し、コピーで拡大。トレースしながら線を引きました。
(よほどのミス以外は消しゴムをかけませんでした……! 神!!!!)
②鉛筆で塗って。
③スマホでモノクロに加工し、アナログ的な難点(切り離し線、写り込んだノートの端)をデジタルで直します。この風合いは久しぶり。
④完成、納品
今回は、③とあわせてこちらの④を仮完成とし、どちらのイメージにするか、それとも色みを変えるかなどのご意向を伺いました。
結果、④をそのままお気に召していただけました。
香月さま、このたびもご依頼をありがとうございました。
コピーさん、ありがとうぅぅ(めろめろ)
〜また、何かに助け……挑戦する?〜
▶はい
いいえ




