外は危険がいっぱい
頑張ります。
まだ自分の中で設定が曖昧な所があるので、文章の訂正や改変が多く出てくると思います。どうかご了承下さい。
この世界は大きく分けて二つの種族が存在する。
それは人間と亜人。
人間は女神ステラの加護を強く受けた種族であり、魔法を扱える種族。
亜人は人間とは姿形は似ているが、魔法を扱えるものが極端に少なく、寿命が長い種族。
この二つの種族が様々な形で社会を作り生活していた。
ガルド帝国。 この国は人間が絶大な権力を握り亜人を奴隷として扱う国家である。
家畜以下のネズミ同等の亜人を使い捨てることで生産性を上げ帝国は巨大な力を蓄えそれを隣国に振るい侵略していた。
だが最近はガルド帝国内で亜人に対する保護運動が活発化している。
「理由なく殺すことを止めろ」 「成果には報酬を」 「彼らは私達と同じだ」 などとゆう世論が起き始めていた。 日に日に大きくなる国民の声に国の上層部は亜人に対する法律の増案、改正を余儀なくされていた。
そしてガルド帝国首都のサクレアも例外でなく、亜人に対する保護の意見が日に日に多くなっていき、それをチャンスと考え今まで隠れて生活していた亜人達が人目をかいくぐり首都目指していた。
首都に入れば安全に暮らせて、働きさすればお金も手に入ると「亜人保護運動」の人間に説明された彼らは、自由を求めて遠い距離を歩いてきたのだが――
「早く逃げろ! 奥へ! 早く!」
ガルド帝国の首都であるサクレアは敵の攻撃を防ぐため高い壁に囲まれている。 壁を超えるのは不可能であり出入口は正門の一つだけ。
闇夜に乗じて壁に近づいた数十人の亜人達、彼らは近くにあった洞窟に身をひそめ日中になったら手引きをしてくれる商人の荷物にまぎれて首都に入る予定だった。
だがそれは一人の人間によって失敗する。
「我が名は聖騎士ルカ・ルシュカである。 帝国の象徴である首都サクレアに寄生しようとする害虫を駆除しに来た者だ! 一匹残らず殺しつくすから覚悟して待っていろ!」
名乗りの声と宣戦布告が洞窟に響く。 声の主は鎧を着ていて腰には剣、手には槍が握られている。
これから始まるのはルシュカにとっての日常業務であり、亜人達にとっての最後の抵抗であり、傍観者として見ればそれは――虐殺だった。
週一投降出来たらいいな。