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   -第11話 特殊技能は遊園地で<中編>

それにしても休日はさすがの人気ぶりだ。

あたりは人!人!人!

一つのアトラクションをするだけでも1時間とか2時間とかかかりそうだな、そう思いつつプラプラと歩く。

優斗は何を思い、何を考えているのだろうか。

さっきの東京駅でのこと(詳細は10話参照)が頭の中でリピートしている。

そう、気になっていると優斗のほうから声をかけてきた。

「ちょっとあの店、寄らしてくれない?」

指さした先にはレストランだった。

おいおい、いきなりよるのかよ・・・と思ったけど多分、何か事があってのことがあるんだろうと思ったから、ついていくことにした。

メニューはいろいろあって、キャラクターをかたどったような結構こったつくりの料理がたくさんあり、優斗はカレーだの、パンケーキだの飲み物込みで全部で5種類も頼んだが、俺は特におなかがすいているわけでもないし、時間もまだ10:00過ぎなのでカフェラテだけ頼む予定だったが、レストランで料理を頼まないのもなんか気まずいのでスパゲッティも頼んだ。お昼ご飯も込みで、ということだ。

「で、ここに俺を読んだってことは何かあってのことだろう?ゆかりのことか?」

あきらかにこのパターンはお察しできていたし、案の定そうだった。恋バナはあまり得意ではないんだがなー

最初にドリンクが運ばれてきて、ストローから特にやる気のなさそうにズズズとすった。うまいものだ。

「あのさ・・・ちょっと問題があってね。ゆかりと・・・」

そう、優斗が話しかけ始めたとき俺はとっさに

「ゆかりが好きになっちゃてどうしよう❤・・・とかでしょ」

そう、ノリノリで応えた。すると・・・

「いや・・・そういうふざけた話じゃないんだ・・・」

結構真面目そうな口調で話すので、自分のセリフに後悔した。前言撤回したい・・・

「ゆかりとさ・・・妹とさ・・・どっちが可愛い・・・かな?」

っは!まず、こいつ妹居たのか!?完全なる初耳だぞ・・・

でもちょっと待った!妹って血縁関係じゃないか!それでいいのか?

俺は言いたくて言いたくてしょうがない。

優斗は話をつづけた。

そして、最後に付け加えるように優斗はこういった。

「・・・で君に意見を求めたいんだ」

なんで俺なんだ・・・そう、思いつつもここは何か言わなきゃとネタを考えた。

ここで常日頃からアニメとかラノベとかでよくあることを思い出す。

ヒロインは大体、感受性が高い。喜怒哀楽が激しいっていうか、表情に出やすいっていうか・・・すぐに笑うし、すぐに泣く。ゆかりもそれに近く感受性が豊かな部類だ。

だとすると・・・自分なりにいろいろ考えて、言葉を選んで発言した。

「ゆかりってさー結構、表現豊かなんだよ。まあ、お前の妹が同人かわからないけど、もし、ゆかりを落としたいなら、アニメとかラノベの主人公みたいに、相手を認めて優しく包めばいいんじゃないかなー」

きれいごとを並べてみたが、後々まったく答えになってないことに気付く。まあ、もともとの質問が難しいからしょうがない。

「今度さー俺の家、来てくれない?」

優斗は真剣な顔で聞いてきた。正直、妹について知りたかったから、うなずいた。

・・・のはいいが会話に詰まってしまった。

話題転換にでもなりそうな話のネタを考える。

背もたれに首を載せて、首を曲げて上を見た、その時・・・

なにかが浮遊ている。

あのシルエットはいつだかに見たものと一緒だった。

ゆかりである。

ただし、もう一人いてゆかりと何かやりあっているみたい。

何やってんだ?と思った次の瞬間、


ビリビリピッカーン!!!!!!


ものすごい音と光が一斉に世界を包み込んだ。

と、ともにゆかりともう一つの影が消えた。

あたりの人が動揺している。

なんなんだ?何だったんだ?

よくわからなかったが、ゆかりが関係してそうなことだけはわかった。

ゆかりが無事であってくれ。優斗のためだ。

そう、必死に願うことしかできなかった。








【お知らせ】「ラブコメの基本は三角関係から」After story&シリーズ続編 制作決定!

      (いつか出しますw)

      ※PVアクセスが1000人を超えたら今のストーリーの改訂版を出します。

      (現状だと満足しない&続編の前置き設定の追加のため)

 

      そういえば、もっと小説って細かく描写してるよね~w

      心情変化不足&登場人物の感受性の低さ?が原因で面白くない?

      

     

      



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