1-6
明後日の5時に集合。
咲夜はそのまま帰っていった。
森近はというと…
「明後日か…どうしよう。」
あのふたり、今の時点で仲が悪いっていうのに。
どうすれば…
「咲夜さん、それ、無理なお願いですよ…」
あの二人、僕がどうにかしなくちゃ!
ひらひらのてっぺんに淡いピンクのちょうちょがとまった。
気がつかなかったのに、突然気がついた。
行っちゃったか…
森の中に入っていった。
ピンクのちょうちょに誘われて、
古い建物に到着。
そこには水色のちょうちょがいて、
三角関係になっていった。
笑って、泣いて、怒って、楽しんで。
三匹は、仲良しちょうちょになった。
そこに、ひらひらの少女がいた。
コンコンコン
「朝早くから…はーい」
ガチャ
「フランです。」
「魔理沙なのぜ。」
「フランさんに魔理沙…」
「昨日のお礼をしに…ほら、窓ガラス、なおっていたのぜ。お礼。」
「私は…ちょっと謝りに…きただけです。」
「謝りに?」
「あ、あれなのぜ。まあ、女子の事情。」
「そういえば、明日さ、5時にここに来てくれないか?」
「なんでなのぜ?」「どうしたの?」
「それは…きてからのお楽しみ♪」
「そうか。じゃ、用はすんだから。じゃあねなのぜ。」
「またね。森近さん。」
ガチャ…ガチャン
「よかった。というか、あの二人、いつの間に仲良くなっていたんだろう?」
ー香霖堂前ー
「魔理沙…」
「フラン…」
「ごめんなさいなのぜっ!」「ごめんなさい!」
「えっ?」「えっ?」
「のぜ?」「ん?」
なんか…めちゃめちゃハモってる…
「今までごめんなのぜ…やっぱり、そっちの方がお似合いなのぜ…」
「私が魔理沙たちの関係をめちゃめちゃにして…こっちの方が罪は重いよ!」
そう、全部全部、私が悪かった!
「やっぱ、なんかこの関係、嫌だぜ…」
「私も…」
「やめよっか。」
「そうだね。」
そしてふたりは笑いあった。
その声は、あいつのところまで聞こえた。
「さーて、明日は朝早くから、ここか。紅魔館に私が行くぜ。」
「じゃ、待ってる。」
「また明日。」
「また明日。」
なんか、いいところできると、短くなっちゃって。