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クリスの愉快なお友達たちよ☆みんな仲良くしましょうね♡ ①

クリス派のおじさま達がパーティを始めたわ☆

みんなで楽しく過ごしましょ♪

(by亡霊姫★)

 その夜、王妃派の筆頭たるアーゼリット侯爵家では集いが開かれていた。


「いやはや。一時期はどうなるかと思いましたが、天は我らを見捨てなかったようです」


 カルヴァン伯爵が大笑し、ヴァルネート侯爵は微笑んだ。

アーゼリット侯爵夫妻は、微笑んだ目でそれを見守る。


「まさに、王妃陛下のお輿入れこそ恩寵……

あのように下賤な女が国王陛下の隣にいることが誤りだったのです」


 宮中の権力闘争による追放、冤罪、そして神殿勢力への弾圧。

王の権力をまとった寵姫によって、帝国派は何年も苦渋を舐めさせられてきた。


だが今や、王妃という後ろ盾を得て、一度は衰微した帝国派は息を吹き返しつつあった。

縮小させられた神殿とも度々連絡を取っている。

一丸となった彼らによる貴族や商人への援助や根回しは、日に日に輪を広げている。

左遷された者を呼び戻せる日も遠くはないだろう。


 一方で、帝国への悪感情を膨らませるべく動いている者もいる。

主に寵姫派の貴族たちだ。


 ジディスレン語を知らない振りで探っていた陰湿な女。

汗をかかない死体のような冷徹な女。

そんな噂もせっせと流布されている。

何より、特にたちの悪いものがあった。


「王妃陛下が、国王陛下と不仲であられるなどと……まして、初夜が遂げられなかったなどと、悍ましく不遜なことを言い立てる。

これだけでもあの女の性根の卑しさ、醜悪さが知れるというものです」


 カルヴァン伯爵は、嫌悪感も露わに吐き捨てた。

その嫌悪は、何も感情的な理由だけではない。

子ができない限り、王妃は「帝国の客」の域を出ることはない。

それが多くの者を足踏みさせているのだ。


 そういった逆風がありながらも、彼らは諦めずに、じわじわと権力を拡大していた。

王の容態もあまり良くないため、横槍は入りづらい。

この機に王妃側に権力を手繰り寄せられれば、帝国派は盤石となる。


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