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今後の方針

第四話です


いつもより早めです


主人公たちのステータス情報がまとまったものっていりますか?


必要そうだったら掲載します

 ステータスの開示が終わった俺たち勇者一行は、それぞれに個室が与えられた。


「いやー、こんなにいい待遇をされるなんて、勇者召喚されてみるもんだな」


「『勇者召喚されてみるものだな』なんて馬鹿なことを言うな。普通は一生に一回もないどころか、実際にあるとすら思ってなかったよ」


 俺と和哉は、そんな馬鹿話をして盛り上がっていたところに、うしろから声をかけてくる人物がいた。


「勇者カズヤ様。王がお呼びです。謁見の間までお越しいただけますか」


 メイドさんだ。


「わりぃ、俺行くわ」


「おう、行ってこい。くれぐれも注意しろよ」


 よし、一人になったことだし能力(スキル)試してみるか。いくつか気になってることがあるんだよな。とはいえ、こんなところで立っていても不審者以外の何物でもない。とりあえず自室に行くか。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「いや遠いわ!」


 何だこれ十分以上歩いたのに一向につかないんだけど。あれ図書室? さっきも通った気がするんだけど。もしやこれは、いやまさか、確認するしかないか。ちょうど、ご都合主義のようにメイドさんが向こうから歩いてきてる。あのメイドさんに確認してみよう。


「すいません、僕の自室ってどこですかね」


「えぇと、お名前をお伺いしてもよろしいですか」


「早川 鶫です」


「ツグミ様の自室は……ああ、把握しました。こちらになります。ついてきてくださいますか」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 いやまさか思わないよね、裏庭に別館が建ってるなんて。王宮内を探しても絶対に見つかるわけなかったよ。いや、それ以前に迷子になってたわけだけれども。

 という事で、能力(スキル)の確認といますか。


「“ステータス”」


-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:


《名前》

 早川(ハヤカワ) (ツグミ)


職業(ジョブ)

 道化師(ジョーカー)


能力(スキル)

 奇術

 算術

 話術

 幻術

 陰蔽

 思考読破

 思考誘導

 言語理解


《加護》

 術の精霊の加護


-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:-:


 そうそう、能力(スキル)“陰蔽”ってどういう意味だろうか。隠蔽じゃないんだよな。物は試しだ、やってみよう。能力(スキル)“思考読破”みたいな感じで発動するのか?


「陰蔽」


 あれ? 何も起こらない。不発か? ならばもう一回。


「陰蔽」


 あれ? リプレイみたいになってる。


「陰蔽!」「陰蔽!」「陰蔽!」「陰蔽!」「陰蔽!」


 まずい何も起こらない。これはもしや、発動対象が俺じゃない?


 ――コンコンコン――


 うぉ、ノックの音かびっくりした。


「失礼します。ツグミ様いらっしゃいますか」


「ああ、はい」


「王がお呼びです。謁見の間に来るようにとのことです」


「すぐ準備するので待っていてもらえますか」


「承知いたしました」


 待っていてもらわないとまた迷子になる。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 到着すると、クラスの大半の人が集まっていた。


「おう、鶫、遅かったな」


「おう、和哉。いや迷子になってよ」


「お前相変わらず方向音痴だな」


「迷うもんは迷うんだよ」


「しっかし、春幸な奴は相変わらずあの格好なのな」


「それがあいつのアイデンティティだからな」


 そして、待つこと数分。


「すまない、待たせたな。これから今後の方針について、伝えてゆきたいと思う。詳細については、宰相のベインから説明する。ベイン」


「はっ。まず今後の方針として、基本的に五人一組の八パーティーに分かれ冒険者ギルドにて冒険者登録をしていただきます。組み分けはのちにお伝えいたします。そして登録をしたのちには、ギルドにてそれぞれ活動していただき、冒険者階級(ランク)をA(ランク)まで上げていただきます。活動する際の宿泊は、先程案内した宿舎でも構いませんし、各自で宿屋をとっていただいても構いません。ただしその場合、宿泊費は半額が国より支給されますが、半額は各個負担とさせていただきます。ご了承ください。説明は以上となりますが、質問はございますか」


 すると、広間の逆の方で声が上がった。


「武具はどうやって準備すればいいですか」


「この後、全員に各職業(ジョブ)に合わせた防具や武器、道具を支給いたします。しかし、手入れの方は出来かねますので、町の鍛冶屋や武具屋、道具屋にて、行っていただきますようよろしくお願いします」


 なるほど、最初から武具関連は支給してくれるのか。最初のうちはありがたい。しかし、手入れしてくれないとなると、能力(スキル)“鍛冶”持ちのやつがいるパーティーは有利になるな。手入れのたびに支払わなければいけないお金が無くなるわけだから。


「A(ランク)に到達した場合、どうすればいいんですか」


「冒険者のランク情報は、A(ランク)をこえると国にも伝わってきます。ですのでその際に、ギルドを介して召集を行う、という形になります」


 国とギルドが連携していろいろやってるんだ。確かに、国にとって有事のときに多くの兵力が集まるギルドは有用だし、逆にギルドにとっては国に便宜を図ってもらえるようになる。つまり Win-Win の関係ってわけだな。


「ほかに質問がある方はいらっしゃいませんか。……いらっしゃらないようなので、武具等の支給に移りたいと思います」


数ある作品の中から拙著をご覧頂きありがとうございます。


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