The Other Side (Side:ツグミ)
五日連続投稿します!(たぶん)
設定集作りました(こちら↓)
https://ncode.syosetu.com/n4399iq/
これにともない、ステータス一覧は削除しました
「よっこいせ、と。さてさて、ここはどこだ?」
辺りには、なにもない平原が広がっている。強いて言うならば、遠くの方に山脈が見える程度だ。とても、歩いてたどり着けるような距離ではなさそうだ。
「あれ、四人はどこ行った?」
ククルさんの能力によって飛ばされた空間だから安全だとは思うが、それとこれと話が別だ。
「どうにかして、他の四人の様子が知れないかな……」
そう呟いたとたんに、目の前に四枚の鏡が現れた。
それぞれに、カズヤ、ハルユキ、アカギ、ハナが映っている。
「どうやら無事みたいだな。良かった」
さてと、ククルさんは特訓と言っていた。特訓である以上、何かしらの課題やらノルマやらが課せられると思うのだが、それらしきものが全く見当たらない。
自分で勝手に強くなれと言うことだろうか? そうすると、特訓ではなく鍛練のような気もするが。
――ピッポーン――
間の抜けた音と共に、目の前に半透明の板が現れた。
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《Quest》
粘性体 の 討伐
《報酬》
王国通貨:30I
Quest を 開始し ま す か ?
▶️Yes
No
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RPGかな? いや、ゲーム感覚でできるならありがたいんだけど、実際目の当たりにするとなんと言うか、こう釈然としないものがある。
だってさぁ、特訓だよ。しかも、勇者と共に行動した人の。もっとこう、なんと言うかさ、凄そうなものを想像するじゃん。
まあ、いいや。取りあえず、『Yes』を選択して、と。粘性体だったか? ああ、あそこにいるやつか。
「粘性体の倒し方は確か、核を破壊するんだよな」
どうやって壊そう。剣とか持ってないしな。あ、カードでいいじゃん。カードを投げて核を切る、これでいこう。
あれ? いやそんなはずは。確かスーツのうちポケットに……、胸ポケットだったか? ズボンのポケットは……。
「失くしたぁー!」
いやいや餅つけ、ぺったんこぺったんこ。そんなはずはない、朝絶対に持って宿を出たはすだ。どこかにはある。
冷静に考えたら、夢の中なんだから持ってるわけなくね? そうだよ、失くしたんじゃない、もとからなかったんだ。良かった、ひと安心。失くしたんじゃ、ゴルドさんに申し訳が立たないからな。
ん? じゃあ、何で俺は今服着てるんだ?
――ピッポーン――
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《チュートリアル》
武器 を 作成し ま しょう
《報酬》
武器
チュートリアル を 開始し ます か ?
▶️Yes
No
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もうちょっと早く出てきてほしかったよね。そうしたら、武器がどうこうで慌てることなかったのに。
今さら嘆いても仕方ない、『Yes』を選択っと。
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この 空間 は イメージ が 反映され ます
使用し たい 武器 を 強く 想像 し て ください
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使いたい武器を強く想像するのか。
「むむむ、こうか?」
すると、手元に俺の“鬼札”が現れた。
「なるほどな。さっきの鏡も、俺がほしいと思ってイメージしたから出てきたのか。夢の中だからこそ出来ることだ」
「キュー」
「あ、やべ。忘れてた」
粘性体の討伐中なんだった。
てか、大分離れてたのにこんな距離まで近づかれてるって、大分熱中してたんだな。
さてさて、意識を現実に戻したところでクエスト始めますか。いや、夢の中ではあるんだけどさ。
カードを、粘性体の核目掛けて投げる。
投げられたカードは核を切り裂き、粘性体は蒸発するように消えた。
――ピッポーン――
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《Result》
Success
報酬 を 付与 しました
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お、ポケットに重量感のあるものが。確認、確認。
ひーふーみーよ、よし、30Iきちんとあるな。
待てよ、とんでもないことに気がついたのだが。ここで報酬もらっても、持ち出せないから意味無くないか。
まあ、いいや。特訓をしに来たわけだし、もとよりここで稼ぐつもりもなかったしな。
「さあ、次はなんだ? 竜でも何でも戦ってやあ。どうせ死なないんだしな」
――ピッポーン――
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《Quest》
岩竜 の 討伐
《報酬》
能力 の 進化
Quest を 開始 し ます
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へ? 岩竜? それって、倉庫にあったあれだよね。
いやいや、何でだよ。竜でも何でも来いとは言ったけど、ほんとに来るとは思ってないよ。
あと、『Yes』、『No』はどうなったの? 強制受注なんて聞いてない。
「グルルルルル」
「ひいっ、もうでてきたぁ。だからなんでさ」
もしかして。イメージが具現化するからってこと? 竜でも何でも来いって言ったのが実現されたってことか!? んでもって、俺が見たことがある竜が岩竜だけだったから、こいつが出て来たってことか!
ええい、ままよ。こうなったら、どうせ死なないんだからとことん戦ってやるよ。
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