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ふつうの日常

 あの日、俺たちの日常は大きく変化した。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


 ――キーンコーンカーンコーン――


「よっしゃぁぁ、ついに終わったぁぁ」


 え、なにがって? テストだよ。テ・ス・ト。


「おう(つぐみ)、テストどうだった? 数学得意だから数学はできてるだろ」


 今、鶫と呼ばれた男それが俺である。本名は早川(はやかわ) 鶫、高校2年生である。


「んー、まあまあかな」


「なんだよまあまあって」


「俺のことはどうでもいいんだよ。和哉(かずや)お前はどうだった? お前だって英語得意じゃんか」


 この、俺にふざけた質問をしてきた輩は井上(いのうえ) 和哉である。小学校からなぜかクラスが一緒であり、家も近いという、いわゆる腐れ縁というやつだ。


「まあまあだな」


「お前もまあまあなのかよ!」


 俺ら二人で笑いあっているたところに無粋な乱入者がやってきた。


「ちょっと、うるさいんだけど。もう少し周りを見て静かにしてくれる?」


 声をかけてきた女。こいつはもう一人の幼馴染である和泉(いずみ) (はな)、何かにつけて俺たちに絡んでくるのである。因みに、約四百人いる学年の中で、常にテストで一桁をとり続けている化け物である。


「おぉ、悪ぃ」


「あぁん? 何が『静かにしてくれる』だ。ガキの頃はお前だっていつも馬鹿みたいに騒いでたじゃねーか」


「お、おい。鶫、言い過ぎだって。それに和泉はそういうつもりじゃなくて――」


「井上君?」


「い、いや何でもない」


「そうか……」


 まぁ俺には関係ない話か。


「あ、春幸(はるゆき)。お前はどうだった?」


「フフフ、我は何物にもとらわれぬ。故にこのようなものでは測れはしないのだ」


「なるほどできなかったのか。あとそういうの良いから」


「あ、はい」


 こいつの名前は内田(うちだ) 春幸。高校生にもなって、いまだに厨二病を患っているかわいそうな奴だ。

 いや、こいつはこいつで割と真面目だからそんなことは無いか? でもこの前は、『くっ、右腕がうずきだした』だの『まだだ、覚醒の時はまだ早い』だのと言っていた。やっぱりかわいそうな奴だな。


「先生来たぞ席に着け」


 お、来たか。

 俺たちのクラスの担任は、小沢(おざわ) 直也(なおや)。新卒らしい。普段からオタク趣味を隠すことなく、俺たちとかかわることから、生徒人気が割と高い。あとゲームが趣味らしい。どうでも良いが、いやよくないな、弁護士免許も持っているのに、教員になった変わり者でもある。


「はい、席着けー。そこ、しゃべるなら周りの迷惑にならない程度にしろよ」


「はーい」


「じゃあ号令」


「起立」


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「よし連絡はこんなもんかな。何か質問ある人」


「先生、このあとゲームしませんか」


「そういう質問は、これが終わってからにしろ。あとでいくらでも聞いてやるから。よし、他は……ないな。よし、号令よろし――」


 その瞬間、強い光が瞬き、俺は意識を手放した


数ある作品の中から拙著をご覧頂きありがとうございます。


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