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さいくるタウン  作者: はる
8/10

小さな、相棒。

[ はると。いるの? ]


[ だから、勝手に開けんなって

  いうとるやろ❗]


[ なによ。小さいころは姉ちゃんの前で

  股間丸出しやったくせに。

  あっ、ムギぃ。 ]


[ だから、そういう近づき方したら

  あかん、言うとるやろ❗]


ムギは、明け放った窓から5月の陽の中へと

縁側を通ってゆっくり滑り出して行く。


[ あいつ、ホンマ。

  誰が拾ってやったと思うてんねん。

  恩知らずにも程があるわ。]


[ ネコはな。ガサツなのは嫌いやねん。

  覚えとき。]


[ なんや。ワシのどこがガサツや言うねん。

  ほれ、ほれ。]


[ で、でかいのは分かっとるから、

  その膨らみ、押し付けるのやめぇヤ❗]


[ 思春期の好物やろがぃ❗ほれ、ほれぃ。]



姉ちゃん。

ムギはおしとやかな、女の子やぞ。


そりゃ、嫌われるわ。




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