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遺伝子分布論 22K  作者: Josui
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アミの話5

  フェイクの乗るアシュラは中距離遠隔武器を

 操る人型機械だ。隠し腕4本から繰り出す

 火炎放射は敵機コンピュータの熱暴走と

 そこからの行動停止を狙う。

 

 火炎放射は距離が近いほど効果が高いため、

 回避主体の動きとなるが、通常腕が持つ放射砲

 で敵機をけん制しつつ、相手側ミニオン機の

 破壊も狙う。

 

 相手側中央火力を担うのはアンリマンユ型、

 拡散放射砲による中距離範囲攻撃が強力だが、

 範囲攻撃はどちらかというと複数混戦の

 場合に威力を発揮する。

 

 開始序盤は空域を分かれて一対一のなる場合が

 多く、複数混戦でなければアンリマンユ型は

 それほど恐くなかった。

 

 アンリマンユ型はゲーム内には出てこないが、

 類似型が存在するため、新しいからわからない、

 ということはない。攻撃機能の射程範囲さえ

 序盤で掴めば、あとはだいたいわかる。

 

 明らかにアシュラが押していた。

 

 ミニオン機の減り具合も明らかに相手側の

 ほうが早い。相手側の理想としては、

 アシュラを押し込んでミニオン機に拡散

 武器を使用することだ。

 

 だが、今の状況ではそれもできない。

 

 アンリマンユ型は充填完了するたびに放射砲を

 アシュラに対して使用するが、捉えることができ

 ない。特別な回避機能をもつわけでもなく、

 フェイクは素の機動力で相手の攻撃を避けた。

 

 しかし、押し込めば当然相手陣営側に近づく。

 後方から遊撃担当のヘカトンケイル型が

 狙っていた。

 

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